英スコッチ・ウイスキー協会 (SWA) の発表によると、2017年前半期のスコッチ・ウイスキーの輸出額は前年比で3.4%上昇し18億ポンド (10月31日現在約2,700億円) に達した。
内訳を地域別に見ると、米国では8.6%上昇し3億8,800万ポンドに、日本では19%の上昇で4,300万ポンド、中国では45%上昇して2,700万ポンド、最大の輸出先であるEUでは4%上昇し5億5,900万ポンドとなっている。
また、同期間におけるシングル・モルトのみの統計では全体の上昇率を大幅に上回る7%の上昇となる一方で、スコッチ・ウイスキー全体の輸出量は2%の下落となっており、消費者の嗜好が世界的に高価格帯化している事がうかがえる。
Value of Scotch Exports Grows in First Half of 2017 | scotch-whisky.org.uk
SWAは先日、英国内でのスコッチ・ウイスキー市場の縮小傾向が明らかになった際には、その原因が増税にあるとして減税の必要性を主張したが、今度は成長輸出産業であるスコッチ・ウイスキーを支援する為に減税が必要であると改めて主張している。
儲かっている所から取ろうとするのは政治家の常。
やぶへびにならないといいのだが。