イングランド・ノーフォークに設立されたイングリッシュ・ウイスキー・カンパニー(The English Whisky Company)より、「シングルモルト 10年」が限定リリースされる。
2006年に同社とセント・ジョージズ蒸溜所が設立されて以来、熟成年数が明記されたオフィシャルボトルの発売はこれが初めてとなる。
English Whisky Co Debuts 10YO Single Malt | The Spirits Business
イングランド・ノーフォークに設立されたイングリッシュ・ウイスキー・カンパニー(The English Whisky Company)より、「シングルモルト 10年」が限定リリースされる。
2006年に同社とセント・ジョージズ蒸溜所が設立されて以来、熟成年数が明記されたオフィシャルボトルの発売はこれが初めてとなる。
English Whisky Co Debuts 10YO Single Malt | The Spirits Business
スコットランド・ハイランド地方、ディングウォール郊外に建つグレンウィヴィス蒸溜所(Glenwyvis Distillery)が本日より開業します。ディングウォール周辺にはグレンヴィヴィスの名前の元になったベン・ウィヴィス蒸溜所(Ben Wyvis Distillery)を含め、かつていくつかの蒸溜所が存在しましたが、1926年にGlenskiach Distilleryが閉鎖された後は存在しておらず、およそ90年振りに同地に蒸溜所が戻って来たことになります。
グレンウィヴィスはクラウドファウンディングを用いて設立され、初の”Community-owned”を掲げる蒸溜所で、2度のクラウドファンディングで集まった”Owner”は3,000人を超えます。また、再生可能エネルギーのみで稼働する”Green-powered”も謳っており、様々な面で今の時流を反映する蒸溜所だと言えそうです。
同蒸溜所は先月、Distillery Manegerとしてモートラックで同職にあったDuncan Tait氏を迎えました。来月中には蒸溜を開始するということです。
ボウモア蒸溜所より、「ボウモア 1966 (Bowmore 1966)」がリリースされる。
バーボンホグズヘッドのシングルカスクウイスキーで、カスクナンバー#5675、限定72本、価格は£20,000に設定されており、来月12月より各ウイスキー専門店で販売される。
ボウモア蒸溜所にとって、1966年は初めてボウモア名義でシングルモルトを発売した記念すべき年で、また蒸留所の前支配人Eddie MacAffar氏が入所した年でもあるとのこと。
Bowmore 1966 on Sale for £20,000 | Scotchwhisky.com
Source : gobourbon.com
米リデンプション・ウイスキー(Redemption Whiskey)が「エンシェント(The Ancients)」レンジを発表、第1弾として”18 Year Old Rye”と”36 Year Old Bourbon”が発売される。
2本は共にJos. E. Seagram Lawrenceburg Plant(現MGP of Indiana)生産の原酒によるもの。
“18 Year Old Rye”は1998ヴィンテージ、110プルーフ(55% ABV)、750ml、RRP US$400で限定600本。
“36 Year Old Bourbon”は1978ヴィンテージ、48.8% ABV、750ml、RRP US$1,200で、熟成中に94%が蒸散してしまった為、僅か18本のみが販売される。
バートン1792蒸溜所(Barton 1792 Distillery)より、ボトル・イン ・ボンド(100プルーフでのボトリング)バーボンが限定リリースされる。
同蒸溜所はボトル・イン・ボンドでのリリースをこのところ年1度のペースで行っており、今回で7度目のリリースとなる。
RRP US$35.99で12月発売を予定している。
Source : jdl.in
インド産シングルモルト、ポール・ジョン(Paul John)の国内での販売が12月4日より開始される。
これまで並行輸入品は国内でも流通してたが、正規輸入は今回が初めてとなる。
販売されるのは下記定番商品5種。価格は全て希望小売価格。
ポール・ジョン ブリリアンス (Paul John Brilliance)
バーボンカスク熟成5〜6年 / アンピーテッド / 46% ABV / 700ml / 6,000円 (税別)
ポール・ジョン エディテッド (Paul John Edited)
バーボンカスク熟成5〜6年 / アンピーテッド原酒とピーテッド原酒のヴァッティング / 46% ABV / 700ml / 7,000円 (税別)
ポール・ジョン ボールド (Paul John Bold)
バーボンカスク熟成5〜6年 / ピーテッド(25ppm) / 46% ABV / 700ml / 8,000円 (税別)
ポール・ジョン クラシック (Paul John Classic Select Cask)
バーボンカスク熟成7年 / アンピーテッド / ノンチルフィルタード / 55.2% ABV (カスクストレングス) / 700ml / 12,000円 (税別)
ポール・ジョン ピーテッド (Paul John Peated Select Cask)
バーボンカスク熟成7年 / ピーテッド / ノンチルフィルタード / 55.5% ABV (カスクストレングス) / 700ml / 12,000円 (税別)
去る11月24日金曜日、英ウイスキー専門店ザ・ウイスキー・エクスチェンジ(The Whisky Exchange / TWE)のオンラインサイトで、ブラックフライデー限定ボトルが現地時間午前6時(日本時間15時)より販売されたものの、用意された582本は僅か15分で完売となってしまった。
ボトルの中身はスペイサイドにある家族経営の蒸溜所による熟成期間16年のシェリーカスク/シングルカスクウイスキーと説明されており、価格は£59.95だった。
現在の相場を考えるとかなり安価に設定されていた事に加え、1人当り3本まで購入可能だった事や、販売開始時間がアジア圏の昼過ぎだった事も瞬殺される要因だったと思われる。
TWEは昨年のブラックフライデーには、当時すでに終売となっていたグレンドロナック15年の在庫放出行っていたが、この時は瞬殺とは程遠い状況だったと記憶しているので、去年の事例を踏まえて見通しが甘かったのかも知れない。
The Whisky Exchange Debuts Black Friday Whisky | The Spirits Business
Source : thespiritsbusiness.com
ベンリアックより新たに「オーセンティクス 30年(BenRiach Auchenticus 30 Years Old)」がリリースされた。
同蒸溜所のピーテッド・レンジとしては過去最長の熟成年数となる。
ノンチルフィルタード、46% ABV、700ml、価格は£400前後で、英国では既に販売が開始されている。
Benriach Launches 30 Year Old Peated Whisky | The Spirits Business
傘下にリコール43(Licor 43)などを持つスペインの酒類企業サモラ・カンパニー(Zamora Company)が、米テキサス州のイエロー・ローズ・ディスティリング(Yellow Rose Distilling、過去に日本向けに販売されていたバーボン、イエロー・ローズ・オブ・テキサスとは無関係)を買収、アメリカンウイスキー市場へ乗り出すことになりました。
サモラはつい先日、リモンチェッロ、ヴィラ・マッサ(Villa Massa)を完全子会社にしたと発表したばかりです。
「ジョニーウォーカー プラチナムラベル 18年」が「ジョニーウォーカー 18年」としてリニューアルされ、新たに発売される。
海外では今年の3月にリリースされたが、日本でもようやくリニューアルとなる。
度数40%、容量700ml、オープン価格で、12月5日より販売開始。
オーストラリア・タスマニア島のサリヴァンズ・コーヴより「ダブルカスク DC095 (Sullivans Cove Double Cask 095)」がリリースされる。
同蒸溜所の定番商品「ダブルカスク」を通常の40%ではなく49.5% ABVでボトリングした物で、一般販売に先立ってメーリング・リストの登録者へ販売される。
限定本数959本で、価格はUS$170前後。
Sullivans Cove Releases Double Cask DC095 | The Spirits Business
Source : scotchwhisky.com
今年9月に英国他海外で発売になっていた「グレンモーレンジ アスター 2017 (Glenmorangie Astar 2017)」が国内でも販売開始された。
樹の段階から厳選し、2年間かけて自然乾燥させた木材で作成されたバーボンカスクで熟成させたシングルモルトで、オリジナルの「アスター(ゲール語で”journey”)」は2008年に限定販売され、今回は2度目のリリースとなる。
52.5%、700ml、希望小売価格11,000円(税別)で、レストランやバーなどの業務市場限定で販売される。
バランタインのキーモルトに使用されている蒸溜所のシングルモルトを、バランタインのブランド名で発売するシリーズ(ややこしい・・・)「バランタイン シングルモルト グレンバーギー15年」と「バランタイン シングルモルト ミルトンダフ15年」が国内で発売される。
販売開始は2018年1月23日からで、それぞれアルコール度数40%、700ml、希望小売価格税別7,000円、限定本数5,000本となっている。
このシリーズは今年の9月に海外でリリースされたものだが、同シリーズには今回国内発売になる2本以外にも「グレントファーズ15年」がラインナップされている。
こちらの国内販売に関しては今の所不明。
Source : scotchwhisky.com
フェイマスグラウス「ネイキッドグラウス」が、ブレンデッドウイスキーからブレンデッドモルトウイスキーへリニューアルした。
変更点はグレーンウイスキーの使用の有無と、ボトルのネック部分のラベルのみで、ファーストフィルシェリーカスクによるフィニッシュである他、度数、容量、価格(40% ABV、700ml、税別2,800円)に変更は無い。
英国では今年8月に行われたリニューアルだが、日本では11月中旬からリニューアルした物が出荷されているとのこと。
滋賀県・長濱蒸溜所よりニューメイクスピリッツ「長濱ニューメイク59° ヘビリーピーテッド」がリリースされた。
フェノール値は45ppm、500ml、希望小売価格税別4,600円で本日より発売されている。
今年2月に認可を受けたスコットランド・ハイランドのアードロス蒸溜所(Ardross Distillery)の建設が始まりました。1500万ポンドをかけて19世紀の建物を利用して建設され、2018年夏には生産を開始する予定です。同蒸溜所ではウイスキーの他、ジンも生産されます。
Building Begins on £15M Ardross Distillery | Scotchwhisky.com
Source : irishdistillers.ie
ミドルトンより「ディア・ゲィーリッチ (Dair Ghaelach、ゲール語でアイリッシュオークの意)」レンジ第2弾となる「ミドルトン ディア・ゲィーリッチ ブルーベル・フォレスト (Dair Ghaelach Bluebell Forest)」がリリースされる。
バーボンカスクで12年〜23年熟成された原酒を、アイルランド・キルケニー州内のブルーベルの森に自生するアイリッシュオーク(アイルランド産のセシルオーク)から作られた新樽で1年半後熟させたもの。
カスク別にシングルカスクでボトリングされ、それぞれ55.3%〜56.3% ABV。
いずれも700ml、RRP €280で今月中には販売が開始される。
ブルーベルの森(Bluebell Wood, Bluebell Forest)とは、床にブルーベルが密集して自生する森林の事を言い、ヨーロッパ全域で見られる。
5月頃に花が咲くと青い絨毯の様になり、イギリスやアイルランドでは妖精の住む森だという言い伝えがある。
Midleton Dair Ghaelach Bluebell Forest Edition | Irish Distillers
1921年に閉鎖された後、およそ1世紀を経て2014年に復活を果たしたスコットランド・ローランドのアナンデール蒸溜所(Annandale Distillery)で今月15日、復活後初めてとなる2本のウイスキーがボトリングさた。
これはカスクナンバー#1よりボトリングされたシングルカスクウイスキーで、1本目は蒸溜所に保管され、2本目はカスクナンバー#1とセットで100万ポンド(現在のレートで約1億4900万円、計算間違ってないですよ)で販売される。
かつてのアナンデール蒸溜所は、John Walker & Sonsによって最終的に閉鎖される以前の1918年末には既に生産を停止しており、同蒸溜所は実に99年振りに販売を再開した事になる。
また、12月にはアンピーテッド(Man o’Wordsのブランド名で販売)とピーテッド(Man o’Sword)それぞれ2樽ずつのシングルカスクウイスキーの販売も予定されている。
Annandale’s Whisky Revived after 99 Years | Scotchwhisky.com
スコットランド・パースシャー、スコッチ・ウイスキーの地域分類上ではハイランドとローランドの境界線からローランド側へわすか数マイルの場所に建つアバーアーギー蒸溜所 (Aberargie Distillery) が、このほど試運転を終え正式に稼働を開始した。
同蒸溜所で使用するモルトの原料には、蒸溜所の周囲に併設された300エーカーの農場で自家生産するゴールデン・プロミス種の大麦のみを使用、また熟成に用いるシェリーとバーボンカスクの内、ファーストフィルバーボンバレルはウッドフォードリザーブの物を使用するという。
アバーアーギーは独立系ボトラー、モリソン&マッカイ社を共同経営するモリソン家により昨年設立された。
同家はかつてモリソン・ボウモア社の下にボウモア、オーヘントッシャン、グレン・ギリーの各蒸溜所を所有したが、1994年に同社をサントリーに売却した後はウイスキーの直接生産からは遠ざかっていた。
アバーアーギーの他、モリソン家の別の人物が昨年グラスゴーの中心部に設立したクライドサイド蒸溜所 (Clydeside Distillery) も今月1日より稼働しており、モリソン家はこの2つのローランド蒸溜所と共に、23年ぶりに蒸溜ビジネスに復帰する事になる。
今月12日日曜日、フランスの有名老舗ウイスキー専門店ラ・メゾン・デュ・ウイスキー (La Maison du Whisky / LMdW) のパリ店舗に強盗が侵入、「軽井沢 1960 カスク#5627 “The Squirrel”」を含む、時価にしておよそ80万ドル相当のウイスキーが持ち去られる事件があった。
盗まれた軽井沢はわずか41本のみボトリングされたシングルカスクウイスキーで、それぞれに異なるデザインの根付が付属する。
“The Archer” と呼ばれる根付が付属する別の1本は、今年4月のオークションで10万100ポンド (4月のレートで約1,400万円) の値をつけている。
Thieves Make off with US$800k of Spirits | The Spirits Business