日別アーカイブ: 2017年12月7日

スコットランドにライ・ウイスキー復活へ

昨年スコットランド・ファイフに設立され、2029年にシングルモルトウイスキーのリリースを目指すインチディアニー蒸溜所(InchDairnie Distillery)が、今月1日にモルテッド・ライ56%とモルテッド・バーレイ44%のマッシュを使用した蒸溜を行ったと発表した。
この原酒はヴァージンアメリカンオークカスクで熟成の後、ライ・ウイスキーとして(スコッチ・ウイスキーの区分上はシングルグレーンウイスキーとして)発売される予定で、これが同蒸溜所からの初のリリースになるということだ。

また、同じ週にアイラ島のブルックラディ蒸溜所でもライ麦を使用した蒸留が行われた。
こちらはモルティングを行なっていないライ麦55%とモルテッド・バーレイ45%のマッシュから蒸溜され、熟成にはヴァージンアメリカンオークカスクとファーストフィルバーボンバレルに加え、少量のヴァージンフレンチオークカスクも使用される。

スコットランドではライ麦を使用した商業レベルでの蒸溜は、連続式蒸溜器では100年以上、ポットスチルでは200年以上も行われていないそうだが、アメリカで近年ライ・ウイスキー市場が急拡大していることもあり、今後もライ・ウイスキーを生産する蒸溜所は増加するのではないかと思われる。

Scotch Set for a Rye Revival | Scotchwhisky.com

inchdairniedistillery.com (公式サイト)
bruichladdich.com (公式サイト)

中国醸造、ウイスキー蒸溜所を設置

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Source : sakuraodistillery.com

戸河内ウイスキーを販売する広島県・中国醸造が、自社の敷地内に「桜尾蒸溜所」を建設、今月1日に竣工式が行われた。
同蒸溜所ではシングルモルトウイスキーの他、広島県産の原料を使用したジンも生産される予定で、今月中旬から生産を開始する。
先月24日には鹿児島県の小正醸造による嘉之助蒸溜所が竣工するなど、昨年から国内でウイスキー蒸溜所の新設が相次いでいる。

※公式FBからの情報です。

sakuraodistillery.com (公式サイト)

グレン・ギリー、ルネッサンスシリーズ第3弾リリース

グレン・ギリーより、4本で完結するルネッサンスシリーズの3本目、「グレン・ギリー 17年 ルネッサンス 第3章(Glen Garioch Aged 17 Years The Renaissance 3rd Capter)」が発表された。
オロロソシェリーカスクとバーボンカスクのヴァッティングで、50.8% ABV、RRP £100で蒸溜所他、一部専門店で販売される。
同シリーズとして、2015年に「第1章 15年」、2016年に「第2章 16年」がそれぞれ発売されている。

Glen Garioch Adds 17YO to Renaissance Series | The Spirits Business