国内でブルーラベル以外のジョニーウォーカーの販売を手掛けるキリンビールは、「ジョニーウォーカー レッドラベル」と「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」の1リットルボトルを発売すると発表した。
いずれもオープン価格で、3月20日より販売が開始される。
「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 1000ml」「ジョニーウォーカー レッドラベル 1000ml」新発売 | キリンビール
国内でブルーラベル以外のジョニーウォーカーの販売を手掛けるキリンビールは、「ジョニーウォーカー レッドラベル」と「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」の1リットルボトルを発売すると発表した。
いずれもオープン価格で、3月20日より販売が開始される。
「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 1000ml」「ジョニーウォーカー レッドラベル 1000ml」新発売 | キリンビール
source : scotchwhisky.com
ジョニーウォーカーより「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 ジェーンウォーカー・エディション(Johnnie Walker Black Label 12 Year Old The Jane Walker Edition)」が発売される。
先日TTBの登録情報から登場が明らかになった際にScotchwhisky.comが予想したように3月8日の国際女性デーにリリースされ、ボトル1本の売上につき1ドルが米国の各女性支援団体へ寄付される。
米国市場限定でのリリースとなり、RRP US$34で25万本の出荷が予定されている。
日本や欧州でも販売すれば良いと思うのだが。
Jane Walker Whisky Launches in US | Soctchwhisky.com
Johnnie Walker Black Label The Jane Walker Edition | Johnnie Walker
ジェーンウォーカー公式サイト: walkwithjane.com
source : glenmorangie.com
今年1月に英国でリリースされた、グレンモーレンジ・プライベート・エディション第9弾、ライカスク熟成「グレーンモーレンジ スピオス」が国内でも発売になる。
46% ABV、700ml、希望小売価格税別11,000円で3月2日より販売開始。
Private Edition 9: Spìos | Glenmorangie
~ライ・ウイスキーの黄金時代からインスパイア 世紀を超えたシングルモルト~ GLENMORANGIE SPIOS(グレンモーレンジィ スピオス)2018年3月2日(金)より限定発売 | PR Times
テキーラ「ホセ・クエルボ(Jose Cuervo)」のオーナーカンパニー・墨ベクル(Becle)が、米フード・リバー(Hood River Distillers)が所有していたカナディアン・ウイスキー「ペンドルトン(Pendleton)」の買収を完了させたと発表した。
買収条件は非公表、買収後もフード・リバーはペンドルトンの生産を続ける。
ベクルは2014年にテキーラ「ドン・フリオ(Don Julio)」との交換で、英ディアジオよりアイリッシュ・ウイスキー「ブッシュミルズ(Bushmills)」を入手している。
Jose Cuervo Owner Finalises Pendleton Whisky Purchase | The Spirits Business
ペンドルトン公式サイト: pendletonwhisky.com
2018年のアードベッグ・デーは6月2日になるとアードベッグがアナウンスしている。
アードベッグ・デーは毎年アイラ島で開催されるアイラ・フェスティバル(Fèis Ìle)の最終日に設定され、現地では蒸溜所が解放される他、世界各地でイベントも行われる。
またこの日に合わせた限定ウイスキーもリリースされる。
昨年リリースされたアードベッグ・ケルピーに続き、TTBに登録されている情報から、今年のリリースはワインカスクを使った「アードベッグ・グルーヴス(Ardbeg Grooves)」になると思われる。
source : ttb.gov
Ardbeg Day | Ardbeg
アイラ・フェスティバル公式サイト: islayfestival.com
先日スコッチ・ウイスキー協会(SWA)が、ドイツのヴァルトホルン蒸溜所(Waldhornbrennerei)が販売するシングル・モルト「グレン・ブーヘンバッハ(Glen Buchenbach)」のブランド名にある「グレン」の使用差し止めを求めてEU司法裁判所へ提訴したとこのサイトでもお伝えしたが、現地時間22日、訴えは無事?却下された。
SWA側の主張は、スコットランドの116ある蒸溜所の内31が「グレン」蒸溜所で、他国のウイスキーがこれを名乗るのはEU法で定められた地理的表示保護制度(例えばパルマハムはイタリア・パルマで、シャンパンはフランス・シャンパーニュで、そしてスコッチ・ウイスキーはスコットランドで生産された物だけが表示できる、などとした制度)に抵触し、消費者の混同を招くといった内容だった。
だが結審前に提出されたEU法務官による意見書では、「グレン」の使用はEU法に抵触するとは言えず、大体「グレン」はアイリッシュ・ウイスキーでもカナディアン・ウイスキーでも使われてるだろ、とされており、概ねこれに従った判決となったようだ。
SWAによる今回の訴えは結局のところ、大半のスコッチに比べて知名度では劣るであろうドイツ製シングル・モルトの宣伝になっただけだと思われる。
Scottish Whisky Suffers EU Court Setback in Battle over Germany’s Glen Buchenbach | The Telegraph
source : edenmill.com
蒸溜所と醸造所を併設するスコットランド・ローランド地域のイーデン・ミル(Eden Mill)は、生産施設の増強の他、カフェやショップ、ビジターセンターなどの施設の新設を含む総額400万ポンドの建設計画を地元議会に提出したと発表した。
近年のウイスキーブームと共に世界各地の蒸溜所を訪れる愛好家の数は増加の一途を辿っており、ウイスキーメーカーにとって蒸溜所の見学は顧客に対する重要なチャンネルとなっている。
イーデン・ミルも既に昨年1年間だけで2万5千人の訪問客を迎え地元ファイフ(Fife)では人気の観光施設となっており、新たなビジター向け施設が完成すれば年間5万人の訪問客を見込めるとしている。
計画が承認されれば施設は今年の秋に稼働する予定だ。
またイーデン・ミルは今年初のウイスキーのリリースも予定している。
Eden Mill Submits Plans for New £4M Distillery and Brewery in Fife | Eden Mill
Eden Mill Plans £4 Million Expansion | Scotchwhisky.com
source : thespiritsbusiness.com
グレンドロナック(GlenDronach)よりシングルカスクシリーズのバッチ16として15本のシングルカスクウイスキーがリリースされる。
1989 28年 Cask #5476
PXシェリーパンチョン / 49.9% ABV / £310 / 546本限定
1990 27年 Cask #1014
PXシェリーパンチョン / 50.9% ABV / £270 / 651本限定
1990 27年 Cask #7003
PXシェリーパンチョン / 55.3% ABV / £270 / 617本限定
1990 27年 Cask #7902
PXシェリーパンチョン / 52.1% ABV / £270 / 632本限定
1992 25年 Cask #103
シェリーバット / 56.7% ABV / £230 / 513本限定
1992 25年 Cask #127
シェリーバット / 50.9 % ABV / £230 / 636本限定
1992 25年 Cask #334
シェリーバット / 58.5% ABV / £230 / 592本限定
1993 24年 Cask #55
シェリーバット / 56.7% ABV / £205 / 567本限定
1993 24年 Cask #445
シェリーバット / 52.4% ABV / £205 / 649本限定
1995 22年 Cask #3311
PXシェリーパンチョン / 50.3% ABV / £180 / 518本限定
1995 22年 Cask #4038
PXシェリーパンチョン / 55.1% ABV / £180 / 681本限定
2002 15年 Cask #4648
PXシェリーパンチョン / 54.7% ABV / £110 / 678本限定
2005 12年 Cask #1451
PXシェリーパンチョン / 56.1% ABV / £90 / 698本限定
2004 13年 Cask #3342
ポートパイプ / 55.4% ABV / £82 / 643本限定
2006 11年 Cask #1979
PXシェリーパンチョン / 57.2% ABV / £77 / 679本限定
ポートパイプカスク、2006ビンテージは同シリーズ初となる。
全て700ml、価格は英国におけるRRPで2月中に販売が開始される。
Single Cask Releases | The GlenDornach Distillery
GlenDronach Launches 16th Batch of Single Cask Whiskies | The Spirits Business
source : thespiritsbusiness.com
アラン蒸溜所を有するアイル・オブ・アラン・ディスティラーズ(Isle of Arran Distillers)は、同社がアラン島の南岸に建設を進めるラッグ蒸溜所(Lagg Distillery)で初めて樽詰めされる700樽を1樽6,000ポンド、現在のレートで約89万4千円で販売する。
樽の種類はバーボンバレルで700mlボトル約280本分、同蒸溜所が生産するヘビリーピーテッドの原酒が樽詰めされる。
樽は最低10年間蒸溜所の熟成庫で熟成され、オーナー限定ラベルのボトルにボトリングされる予定。
熟成は年40ポンドで延長可能。
また樽のオーナーはLagg Cask Societyのメンバーとなり、2019年完成予定の蒸溜所の落成式に招待される他、蒸溜所最初の樽からのウイスキーを受け取ることができる。
Isle of Arran Offers Full Single Malt Casks to Public | The Spirits Business
アイル・オブ・アラン・ディスティラーズ公式サイト: arranwhisky.com
今年設立11周年を迎えるアメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドのクラフト・ディスティラリー、ロング・アイランド・スピリッツ(Long Island Spirits)より、シングル・モルトとしては初のボトルド・イン・ボンドとなる「パイン・バレンズ・ボトルド・イン・ボンド(Pine Barrens Bottled in Bond)」がリリースされる。
50% ABV、750ml、価格US$100。
First Bottled-in-Bond American Single Malt Launches | The Spirits Business
公式サイト: Long Island Spirits
ボトルド・イン・ボンドのウイスキーとはアメリカのボトルド・イン・ボンド法に従い、単一の蒸溜所で1年1季節の間に蒸溜された原酒を、連邦政府の保税庫で4年以上熟成させ、度数50%でボトリングされるストレート・ウイスキーのこと。
ドイツ・バーデンヴェルテンベルク州ベルクレンに、ヴァルトホルン蒸溜所(Waldhornbrennerei)というクラフト・ディスティラリーがある。
日本ではほとんど知られていないと思われるこの蒸溜所は、ブランデーやジンの他「グレン・ブーヘンバッハ(Glen Buchenbach)」というシングル・モルトも販売しているのだが、このウイスキーの名前を巡って、英スコッチ・ウイスキーの番人を自任するスコッチ・ウイスキー協会(Scotch Whisky Association / SWA)と争う羽目になってしまった。
SWAは「グレン」という言葉はスコットランドのウイスキーにのみに使用が認められるべきであり、ドイツのウイスキーがこれを使用するのはEU法の地理的表示保護制度で守られる「スコッチ・ウイスキー」を侵害しているとして、ヴァルトホルンの「グレン」の使用差し止めを求めて欧州司法裁判所へ提訴した。
グレンリベット、グレンフィディック、グレンファークラスなど、スコットランドの蒸溜所やウイスキーの名前に良く見られる「グレン(Glen)」は、「谷(英語のValley)」を意味するゲール語”Gleann”を英語表記した物で、主に地名に使用される。
例えば「グレンリベット(Glenlivet)」は「リベットの谷」という意味になる(livetの意味する所は不明)。
ヴァルトホルンによると「グレン・ブーヘンバッハ」は「ブーヘンバッハタール(Buchenbachtal)」からの命名で、「谷」を意味するドイツ語”Tal”を同意の”Glen”に置き換えたものだとしている。
蒸溜所のあるバーデンヴェルテンベルク州には「ブーヘンバッハタール」という名の国立公園があり、ここには”Buchenbach”すなわちブーヘン川が流れている。
つまり「ブーヘンバッハタール」は「ブーヘン川の流れる谷」という意味で、これをゲール語風に言い表したのが「グレン・ブーヘンバッハ」という訳だ。
SWAが主張は恐らく、こういった命名はスコットランドの蒸溜所の模倣で、消費者がスコッチ・ウイスキーと混同しかねない、といったところだろう。
また、SWAが「グレン」を問題としたのはこれが初めてではない。
2007年にカナダ・ノバスコシア州のグラノラ蒸溜所(Glenora Distillery)が手掛けるウイスキー「グレン・ブレトン(Glen Breton)」に、そして2017年にはアメリカ・ノースダコタ州にあるプルーフ・アーティザン蒸溜所(Proof Artisan Distillers)の「グレン・ファーゴ(Glen Fargo)」に対して、今回と同様の訴えをカナダ連邦裁判所と米国特許商標庁へそれぞれ行っており、そして訴えは両国で却下されている。
同じゲール語圏であるアイルランドはもちろん、スコットランドやアイルランドの人々の移民先であったアメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカには「グレン」のついた地名が数多く見られる。
(特にノバスコシア(Nova Scotia、つまりNew Scotland)州にはその名の通りスコットランドにルーツを持つ住民が多く、「グレン」の付く場所もあちこちにあるのだが、SWAにとってそれはどうでもいい事のようだ)
またこれらの国々は皆ウイスキーに縁深い国々でもあって(日本は例外的だと言える)、当然ながら「グレン」の付いた蒸溜所やウイスキーは他にも存在する。
付け加えて言うと、ドイツには「グレン」の付くウイスキーがまだ他にも存在しているのだが、SWAはこれら全てに訴えを起こすつもりなのだろうか?
いずれにせよ、欧州司法裁判所は今週中に裁定を下すようだ。
2月24日追記
SWAの訴えは却下された。
Scotch Whisky Association Launch Legal Challenge against German Whiskey over ‘Glen’ Name | The Herald
公式サイト: SWA / Waldhornbrennerei
2015年を最後に終売となっていたバーボン、オールド・フィッツジェラルド(Old Fitzgerald)が、ボトルド・イン・ボンドの限定シリーズとして復活することになった。
このシリーズは今後5年間、毎年春と秋の年2回リリースされる予定で、この春発売となる第1弾は2006年の2月から5月にかけて蒸溜された原酒を今年の4月にボトリングする11年物のバーボンとなり、750ml、RRP US$110でリリースされる。
Heaven Hill Distillery Announces Release of Old Fitzgerald Bottled-in-Bond Series | Heaven Hill
source : scotchwhisky.com
アードベッグ蒸溜所は近年の需要を拡大を受け、蒸溜所の生産能力を増強すると発表した。
熟成庫の跡地に新たな蒸溜棟を建設し、ここに現在稼働中の2基のスチルの他、新たなスチル2基も収容し生産能力は倍増させる。
また現在の蒸溜棟はウォッシュバック(発酵槽)用の施設として利用される。
この建設計画は既に地元評議会に承認されており、2019年中の完成を目指す。
またアードベッグと同じグレンモーレンジ・カンパニー傘下(グレンモーレンジ・カンパニーは仏LVMH傘下)のグレンモーレンジ蒸溜所も、先日蒸溜所の増築計画を発表したばかり。
Ardbeg to Double Distillation Capacity | Scotchwhisky.com
蒸溜所公式サイト: ardbeg.com
source : thespiritsbusiness.com
英Whisky-Online Auctionsが1月31日から2月7日にかけて開催したオークションで、1989年にマッカラン蒸溜所で樽詰めされたカスクナンバー1248のリフィルシェリーホグズヘッドが242,200ポンド、落札時のレートでおよそ3,650万円で落札された。
この樽は1994年に2,700ポンドで前オーナーが蒸溜所から購入したもので、樽そのものは年22.5ポンドの保管料で今も蒸溜所内の熟成庫に置かれている。
樽内の現在のアルコール度数は52.75%、残存量は700mlボトル約257本分の180リットルとなっている。
今回の落札額が1989年ヴィンテージの樽入りウイスキーとしては過去最高額となる。
また昨年の10月に香港で開催されたSpink社のオークションで、1987年ヴィンテージのマッカランのシェリーホグズヘッドが2,928,000香港ドル(当時のレートで約4,225万円)で落札されており、これが樽入りウイスキーの落札額として過去最高額となっている。
Macallan Sets New Record for 1989 Cask Sale | The Spirits Business
1 Full Sherry Hogshead Of Macallan 1989 – Cask 1248 – Held In Bond | Whisky-Online Auctions
今月27日に全国で発売される北海道・厚岸蒸溜所の初商品「厚岸 NEW BORN」。
これの町民還元用ボトル500本の予約受付が15日に蒸溜所の地元・厚岸町にある道の駅厚岸グルメパーク・コンキリエで行われたものの、予定された受付開始時間前に受付終了となってしまった。
受付開始はコンキリエ開店の午前10時からと告知されていたのだが、開店前に大勢が集まった為にコンキリエは9時半頃から受付を開始し、1人1本のみだったはずが家族分の予約を認めてしまうなどの不手際もあって10時を待たずに締切となった。
1人で10本予約する者までいたそうで、予約する方もする方だが、道の駅もよくそれを認めたものだ。
還元ボトル予約、開始時間前に締め切り? 厚岸ウイスキー初の商品 コンキリエ早め開店、不手際重なる | 北海道新聞
厚岸ウイスキー「New born(ニューボーン)」について | 厚岸味覚ターミナル・コンキリエ
source : @GlendaloughDistillery
グレンダロッホより「グレンダロッホ ミズナラフィニッシュ 13年(Glendalough Mizunara Finish 13 Year Old)」がリリースされた。
バーボンバレルで熟成の後、ミズナラカスクでフィニッシュしたシングル・モルトで、アイリッシュ・ウイスキーとしては初のミズナラ・フィニッシュ・ウイスキーとなる。
46% ABV、700mlでRRPは€95。
アイルランドや英国ではすでに販売が開始されている。
Glendalough Unveils ‘First’ Mizunara Finished Irish Whiskey | The Spirits Business
公式サイト: Glendalough Distillery
米サゼラック・カンパニー傘下でカナダ・モントリオールの旧市街に位置するオールド・モントリオール蒸溜所(Old Montreal Distillery)がこのほど改装を終え、新たに設置された米ヴァンドーム社のスチルを使いウイスキーの生産に乗り出す。
同蒸溜所では現在ジンの生産と、カナディアン・ウイスキー「カリブー・クロッシング(Caribou Crossing)」のボトリング作業のみが行われている。
Sazerac Starts Whisky Production in Montreal | The Spirits Business
2つのエンヴィ / source : angelsenvy.com & lafeeabsinthe.com
バカルディ社が傘下のバーボン、「エンジェルズ・エンヴィ(Angel’s Envy)」の商標登録を巡る法廷闘争で敗北したと報じられている。
バカルディは2015年3月にエンジェルズ・エンヴィを買収し、同月中にEU知的財産庁(日本の特許庁に相当)に商標を登録、その後2017年4月に(恐らくブレクジットへの準備として)英国知的財産庁へも同様の申請を行った。
だが英国では「NV エンヴィ(NV Envy)」というアブサンを販売するLa Fée LPP and NV Spirits Ltd.が2015年5月に”Envy”をスピリッツ及び飲料の商標として登録しており、La Féeはバカルディの動きを不服として起訴。
バカルディはLa Féeが販売するようなアブサンは販売していないとして抗告したものの認められず、最終的にエンジェルズ・エンヴィの商標登録は却下され、損害賠償金として600ポンドの支払いを命じられた。
バカルディは控訴する予定だとコメントしている。
La Féeは今のところこの件についてのコメントは発表していない。
Bacardi Denied UK Trademark for Angel’s Envy | The Spirits Business
公式サイト: Angel’s Envy / La Fée Absinthe
source : thespiritsbusiness.com
ティーリングより「世界最古のアイリッシュ・シングル・モルト」を謳う、「ティーリング・ウイスキー シングル・モルト 34年(Teeling Whiskey Single Malt 34 Year Old)」が発売される。
1984年蒸留・バーボンバレル熟成で、出荷本数はわずかに38本のみ。
RRP US$5,000で、3月1日より米国で販売される。
Teeling Launches ‘World’s Oldest Irish Sngle Malt’ | The Spirits Business
公式サイト: Teeling Whiskey
source : thespiritsbusiness.com
ジョージ・クルーニーが設立し、昨年ディアジオが10億ドル(オプション含む)で買収したテキーラ・カーサミーゴス(Casamigos)より、初のメスカルがリリースされる。
アガベはエスパディン100%使用、40% ABV、750mlで、米国でのRRP US$59.99。
世界的なテキーラ人気による原料(ブルーアガベ)不足が問題になっている為、他のアガベを使用するメスカルをリリースするテキーラ・メーカーは今後も増えると思われる。
Casamigos Tequila Extends Line with Mezcal | The Spirits Business
公式サイト: Casamigos Tequila
メスカル(Mezcal)は竜舌蘭(アガベ / Agave)を原料にメキシコで生産される蒸溜酒。使用されるアガベは30種ほどあり、カーサミーゴスが今回使用したエスパディンは最もポピュラーな物(画像でボトルの後ろに写っているのがエスパディン)。
テキーラ(Tequila)はメスカルの一種で、ブルーアガベと呼ばれる種のみを使い、ハリスコ州テキーラ市とその周辺で生産される物をこう呼ぶ。