日別アーカイブ: 2018年3月20日

G&M「リンクウッド 1956 60年」リリース

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source : scotchwhisky.com

独立系ボトラー、ゴードン&マクファイル(G&M)がリリースする激レアモルトシリーズ「プライベート・コレクション」の第2弾として、新たに「リンクウッド蒸溜所 1956(Gordon & MacPhail Private Collection Linkwood Distillery 1956)」が発売される。
1956年1月3日にリンクウッドで樽詰めされたファーストフィルシェリーホグズヘッドからのシングル・カスク・ウイスキーで、カスクNo.20で、G&Mが所有する1950年代ビンテージのリンクウッドとしては最後の1樽になるようだ。
熟成年数60年、49.4% ABV、限定本数は53本で、英国でのRRP £22,000(約327万円)となっている。

「プライベート・コレクション」は4本のリリースが予定されており、第1弾「グレンリベット 1943 70年」は昨年10月にリリースされた。

Linkwood 1956 Unveiled by Gordon Macphail | Scotchwhisky.com

グレンアギー蒸溜所の最後の建物が取り壊しへ

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活動中はスコットランド最東の蒸溜所だった。 source : scotchwhisky.com

1983年に閉鎖されたスコットランド・グレンアギー蒸溜所のかつての建築物の内、唯一今も残る旧熟成庫が取り壊されることになった。
グレンアギー閉鎖時のオーナー会社ウィットブレッド(Whitbread)は、閉鎖後すぐに蒸溜所跡地を北海油田を採掘する石油会社へ売却しており(蒸溜所名の権利と残存原酒は現在シーバス・ブラザーズが所有)、現在跡地はエンジニアリング会社スコア・グループ(Score Group)の所有となっている。スコア・グループは旧熟成庫を撤去し、同社の倉庫を拡張させるという。

近年のウイスキーブームを受けていくつかの閉鎖蒸溜所は再開の幸運に恵まれたが、残念ながらグレンアギー復活の道はこれで永遠に閉ざされる事になる。

Last Glenugie Buildings Set for Demolition | Scotchwhisky.com