月別アーカイブ: 2018年5月

「ラガヴーリン 18年」他アイラフェスティバル2018 限定ボトルまとめ

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現在スコットランド・アイラ島ではウイスキーと音楽の祭典・アイラフェスティバル(Fèis Ìle)が開催されており、例年通りアイラ島の各蒸溜所や各独立系ボトラーからフェスティバル開催を記念した限定ボトルが発売されている。
以下は蒸溜所公式の物と大手ボトラーよる物の一覧。
ハンター・レイン社のキンシップシリーズからはなぜかアイラ島外の蒸溜所の物もリリースされている。

アードベック蒸溜所
アードベッグ グルーヴス(Ardbeg Grooves)
ヘビーチャードレッドワインカスク / 46% / 700ml

ボウモア蒸溜所
ボウモア 15年 アイラ・フェスティバル 2018(Bowmore Aged 15 Years Fèis Ìle 2018)
オロロソカスク / 52.5% / £85 / 700ml / 3,000本限定
ボウモア 1989 28年 アイラ・フェスティバル 2018(Bowmore 1989 Aged 28 Years Fèis Ìle 2018)
バーボンカスク / 700ml / £400 / 212本限定

ブルックラディ蒸溜所
ポート・シャーロット ヘレティック 2001(Port Charlotte “The Heretic” 2001)
ポート・シャーロット初蒸留の年の最後の5樽によるヴァッティング(バーボンカスク/ラムカスク/フレンチワインカスク) / 55.9% / 700ml / £125 / 1,300本限定
ポート・シャーロット 2005 ヴァリンチ(Port Charlotte 2005 The Distillery Valinch)
オロロソシェリーバット / 59.3% / 500ml / £75 / 956本限定

ブナハーブン蒸溜所
ブナハーブン 2007 モイネ オロロソ・マチュアード(Bunnahabhain 2007 Mòine Oloroso Matured)
オロロソシェリーカスク / 59.5% / 700ml / £95 / 1,881本限定
ブナハーブン 2002 15年 スパニッシュ・オーク・フィニッシュ(bunnahabhain 2002 15 Year Old Spanish Oak Finish)
リフィルアメリカンオークカスク熟成・グランレゼルバスパニッシュオークバレルフィニッシュ / 58.2% / 700ml / £250 / 1,500本限定

カリラ蒸溜所
カリラ 10年(Caol Ila Aged 10 Years)
リフィルアメリカンホグズヘッド・リジュベネーテッドヨーロピアンオークバットのヴァッティング / 58.2% / 700ml / £100 / 2,496本限定

キルホーマン蒸溜所
キルホーマン アイラ・フェスティバル 2018 11年(Kilchoman Fèis Ìle 2018 Release 11 Years Old)
2007年3月ヴィンテージの4樽によるヴァッティング / 55.5% / 700ml / £111 / 744本限定

ラガヴーリン蒸溜所
ラガヴーリン 18年(Lagavulin Aged 18 Year)
リフィルアメリカンホグズヘッド・リジュベネーテッドアメリカンホグズヘッド・exボデガヨーロピアンオークバットのヴァッティング / 53.9% / 700ml / £130 / 6,000本限定

ラフロイグ蒸溜所
ラフロイグ カーディス 2018(Laphroaig Cairdeas 2018)
ファーストフィルバーボンバレル熟成・フィノシェリーカスクフィニッシュ / 51.8% / 700ml / £81 / 30,000本限定

ダグラス・レイン
ブナハーブン 2005 オールド・パティキュラー アイラ・フェスティバル 2018(Bunnahabhain 2005 DL12519 Old Paticular Fèis Ìle 2018)
48.4% / 700ml / £67.5 / 384本限定
ビッグ・ピート アイラ・フェスティバル 2018(Big Peat Fèis Ìle 2018)
48% / 700ml / £49.99 / 3,000本限定

ハンター・レイン キンシップシリーズ
ボウモア 21年(Bowmore Aged 21 Years Kinship)
リフィルホグズヘッド2樽のヴァッティング / 53.2% / 700ml / £150
ブナハーブン 30年(Bunnahabhain Aged 30 Years Kinship)
シェリーホグズヘッド2樽のヴァッティング / 52.8% / 700ml / £330
ラフロイグ 20年(Laphroaig Aged 20 Years Kinship)
リフィルホグズヘッド2樽のヴァッティング / 55.2% / 700ml / £285
ハイランド・パーク 21年(Highland Park Aged 21 Years Kinship)
ホグズヘッド2樽ヴァッティング後シェリーバットフィニッシュ / 51.4% / 700ml / £195
ジュラ 26年 (Jura Aged 26 Years Kinship)
リフィルホグズヘッド / 52.7% / 700ml / £198
スプリングバンク 25年(Springbank Aged 25 Years Kinship)
シェリーバット / 53.7% / 700ml / £495

SMWS
Bowmore 1997 20 Years Aged 3.307 A journey into joy
リフィルオロロソシェリーバット / 55.9% / 700ml / £225 / 564本限定
Bowmore 13 Years Aged 3.308 A maritime meander
セカンドフィルバーボンホグズヘッド / 59.5% / 700ml
Bunnahabhain 2005 12 Years Aged 10.141 Indulgence by the sea
リフィルバーボンバレル / 59.5% / 700ml / 174本限定
Bunnahabhain 2008 9 Years Aged 10.146 Sweet smoky succulent sensation
リフィルバーボンバレル / 60.1% / 700ml / 210本限定
Laphroaig 1996 20 Years Aged 29.241 A perfect moment
ファーストフィルオロロソシェリーホグズヘッド / 49.3% / 700ml / £270 / 240本限定
Laphroaig 2009 8 Years Aged 29.244 Weaving wondrous dreams
リフィルバーボンバレル / 62.2% / 700ml / 222本限定
Caol Ila 11 Years Aged 53.248 Slapped by Poseidon’s glove
58.0% / 700ml
Caol Ila 2006 11 Years Aged 53.252 Smoky incarnations
リフィルホグズヘッド / 57.8% / 700ml / £130 / 317本限定

アイラ・フェスティバル公式サイト: islayfestival.com

「MOON GLOW Limited Edition 2018」リリース

若鶴酒造・三郎丸蒸溜所よりブレンデッド・ウイスキー「MOON GLOW Limited Edition 2018」がリリースされた。
昨年10月に発売された「MOON GLOW First Release」に続く「MOON GLOW」第2弾で、今回は20年超の三郎丸モルト原酒をキーモルトに10年以上熟成された原酒をブレンド、グレーン原酒には赤ワイン樽でフィニッシュされた物を使用しているという。
三郎丸蒸溜所モルト以外の原酒の素性は不明。
熟成年数10年、アルコール度数43%、容量700ml、希望小売価格税別9,200円で今月28日より販売が開始されている。

2018年上半期 国内リリース一覧

グレンゴイン、カスクストレングス第6弾リリース

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source : glengyle.com

グレンゴインより「グレンゴイン カスク・ストレングス バッチ6(Glengoyne Cask Strength Batch 6)」がリリースされた。
ファーストフィルヨーロピアンオークシェリーカスク、ファーストフィルアメリカンオークシェリーバット、リフィルシェリーバットでそれぞれ熟成された原酒を使用しており、カスク・ストレングスシリーズとしては初めてシェリーカスクのみによる構成となっている。
NAS、度数59.8%で、英国での希望小売価格は£54.99。

New Glengoyne Cask Strength is Sherry First | Scotchwhisky.com
Cask Strength | Glengoyne

秋田県産のウイスキー開発へ

秋田市を本拠地に全国で飲食店を展開するドリームリンクは、秋田県産のウイスキーを開発すると発表した。
同社が昨年買収したかづの酒造(鹿角市)の施設を活用、秋田県醸造試験所の協力を仰ぎ、今は秋田市内に居を構える「BAR ル・ヴェール」のオーナーバーテンダー、佐藤謙一氏が監修を担当するという。
シングル・モルトとブレンデッド・ウイスキーの生産を行う予定で、2023年の販売を目指すとしている。

秋田県醸造試験所によると県内では1952年を最後にウイスキーの生産は行われていないそうで、この計画が実現すれば約70年の歳月を経て秋田県産ウイスキーが復活することになる。

ドリームリンク、秋田県産ウイスキー開発 23年にもお目見え | 日本経済新聞

筆者は1952年まで生産されていた秋田県産ウイスキーとやらがとても気になります。

マッカラン新蒸溜所、まもなくオープン

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スコットランドの丘陵のような美しい外観を持つ新蒸溜所  source : scotchwhisky.com

1億4000万ポンド、およそ210億円を投じて建設されたマッカランの新たな蒸溜所が来月6月2日いよいよ正式オープンとなる。
新蒸溜所は従来の蒸溜所に比べて15基増となる36基のポットスチルを備え、生産能力は30〜40%程度向上すると見られる。年間アルコール生産能力に換算すると1,500万リットル前後になり、これはスコットランドのモルト蒸溜所としては最大規模になる(現在はグレンフィディック蒸溜所が1,350万リットルで最大)。

旧蒸溜所は昨年2017年10月にすでに生産を停止しており、今後解体される予定。
新蒸溜所は同年の11月には試運転を開始していた。

英国の建築事務所ロジャー・スターク・ハーバー+パートナーズによって設計されたこの新たな蒸溜所は、緑が植えられまるで丘陵のような曲面の屋根や、円形に配置されたポットスチルなど他に類を見ない外観的特徴を備える。
オープンを記念してマッカランが制作したムービーでは、関係者のインタービューとともにユニークな新蒸溜所を見ることができる。

The Macallan – Our Brand New Home | YouTube

Macallan Opens Landmark 140M Distillery | Scotchwhisky.com

「空母いぶき」ラベル ハイランドパークリリース

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source : pal-shop.jp

小学館が運営する通販誌/サイト「大人の逸品」より、かわぐちかいじ氏の漫画「空母いぶき」のイラストがラベルにデザインされた「ハイランド・パーク 2003」がリリースされる。
ウイスキー・エージェンシーのストックの中からウイスキー評論家の山岡秀雄氏によって選ばれた物で、熟成年数は14年、アルコール度数51.2%、限定356本、価格は税込19,500円で明日の9時30分より販売開始される。

お待たせ!『空母いぶき』ラベルのウイスキー、5月22日発売! | 小学館

2018年上半期 国内リリース一覧

ウッドフォードリザーブ「モルト・ウイスキー」リリース

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source : woodfordreserve.com

ウッドフォード・リザーブより「ウッドフォード・リザーブ ケンタッキー・ストレート・モルト・ウイスキー(Woodford Reserve Kentucky Straight Malt Whiskey)」がリリースされる。
マッシュビルはモルテッド・バーレイ51%・コーン47%・ライ2%で、バーボンと同じくチャーされたオークバレルで熟成、90.2プルーフ(45.1%)でボトリングされている。
価格、販売開始時期は現在のところ不明。

ウッドフォード・リザーブは2013年に限定シリーズ「マスターズ・コレクション」の1つとして「ストレート・モルト」を発売しているが、定番商品としてモルト主体のウイスキーを発売するのは今回が初めてとなる。

Malt Whiskey | Woodford Reserve

「マッカラン 60年」、ウイスキー史上最高額 1億2千万円で落札される

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右がヴァレリオ・アダミ氏デザインの物  source : scotchwhisky.com

今月18日に行われたボナムス香港のワイン&ウイスキーオークションに異なるラベルデザインが施された「マッカラン 60年」2本が予告通り出品され、この内ヴァレリオ・アダミ氏によるデザインの1本が、オークション会場へ出席した参加者によりバイヤーズプレミアム(手数料)込みで8,636,250香港ドル、およそ1億2,185万円/110万ドルで落札された。
もう1本のピーター・ブレイク氏デザインの物は電話による別の参加者により7,962,500香港ドル、約1億1,235万円/101万4千ドルで落札されており、いずれも事前の落札予想額360万〜450万香港ドルの倍近い金額となった。

今回落札された物と同種のマッカランが、先月ドバイ空港内の免税店で1本60万ドルで購入されたと話題になったが、僅か1ヶ月程で倍近い値段が付いたことになる。

これまでウイスキー1本当たりに付けれらた史上最高額は、2014年のサザビーズ香港のオークションで落札された4.5リットルサイズのデキャンタ入り「マッカラン M」の62万8千ドルだったが、今回の「マッカラン 60年」により大幅に更新された。

この他今回のオークションでは「軽井沢 1960 52年 #5627 “The Dragon”」が2,450,000香港ドル(約3,457万円/31万2千ドル)が落札されており、今年1月のサザビーズ香港で「山崎 50年」に付けれらた2,337,000香港ドル(当時のレートで約3,250万円)を上回ってジャパニーズ・ウイスキーの史上最高額を更新している。

New World Records for Holy Grail of Whisky Set at Bohnams Hong Kong | Bohnams
Million Dollar Macallans Smash World Record | Scotchwhisky.com

「ポート・シャーロット」リニューアル

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source : scotchwhisky.com

ブルックラディ蒸溜所によるヘビリー・ピーテッド・シングル・モルト「ポート・シャーロット」レンジがボトルデザインをリニューアルし、4つの新たなシングル・モルトでラインナップも刷新する。

既存の「ポート・シャーロット スコティッシュ・バーレイ」は新たに発売される「ポート・シャーロット 10年」に置き換えられる。
スコットランド産大麦のみを原料にし、ファーストフィルアメリカンカスク、リフィルアメリカンカスク、リフィルフレンチワインカスクで熟成された原酒によるもので、アルコール度数は50%、価格は約£50。

またアイラ島産大麦のみを原料に使用したシリーズ「アイラ・バーレイ」の新商品として「ポート・シャーロット アイラ・バーレイ 2011」がリリースされる。
アイラ島内の3つの農場の大麦から生産され、ファーストフィルアメリカンカスクを中心に、一部シラー種とメルロー種のワインカスクで熟成させた原酒を使用したもので、こちらも度数は50%、価格は£60となっている。

この他2つの限定商品「ポート・シャーロット MRC:01」「MC:01」もリリースされる。
「MRC:01」は2010年に蒸溜されボルドーワインカスクで熟成されたもので、アルコール度数は59.2%、価格は£90。
免税店向け商品となる「MC:01」はマルサラワインカスクで熟成された2009年ビンテージのもので、度数は56.3%、現在のところ価格は未定のようだ。

Port Charlotte’s Whisky Range Relaunches | Scotchwhisky.com

ベンリアック、「3回蒸溜」シングル・モルト発売

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source : benriachdistillery.com

ベンリアックより「ベンリアック トリプル・ディスティルド 10年(BenRiach Triple Distilled Aged 10 Years)」が免税店市場向けにリリースされる。
その名の通り3回蒸溜を行ったシングル・モルトで、ファーストフィルバーボンバレルとPXシェリーカスクを使い熟成、ヴァッティングしたもの。
度数は43%、価格は£64で今月中に販売が開始される。

ベンリアックは1990年代より3回蒸溜による原酒を生産、2010年に初めて「ベンリアック 12年 ホライズンズ」をリリースした。
スペイサイド地域で3回蒸溜を行なっている蒸溜所としては他にベンリネス蒸溜所があるが、3回蒸溜の原酒のみを使用したシングル・モルトを販売しているのは今の所ベンリアックだけとなる。

Benriach Triple Distilled Lands in Duty Free | Scotchwhisky.com
Benriach Launches 10 Year Old Triple Distilled Single Malt | BenRiach

2018年 免税店向けリリース一覧

白州12年、6月より販売休止

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source : suntory.co.jp

今朝「響17年」の販売が9月で停止されるとした米Forbesの記事を紹介したが、先ほどオンラインで配信された日本新聞新聞の記事によれば、響17年に加えて「白州12年も6月より販売休止なるようだ。
販売休止はやはり原酒不足が原因だとしており、設備投資などを行なって再発売を目指すとしている。

サントリー「響17年」販売休止 ウイスキー原酒不足 「白州12年」も | 日本経済新聞
白州公式サイト: suntory.co.jp/whisky/hakushu/

(7月18日追記)
公式サイトに休売に関するお知らせがひっそりと追加されている。

シングルモルトウイスキー「白州12年」休売について | サントリー

響17年、販売停止へ

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source : suntory.co.jp

米Forbes.comが、サントリーを代表するブレンデッド・ウイスキー「響 17年」の販売と生産が今年9月で停止されると報じている。

「響 17年」休売の情報は今年に入ってからネット上に出回ってはいたものの、サントリーからの発表は無かった為に噂の域を出ないものだった。
だがForbesはこれを日本のサントリーの広報に確認したとしており、噂は本当であったようだ。
販売停止が一時的な物かどうかは不明だが、仮に一時的であったとしても現時点で販売再開の目処を立てるのは当のサントリーにとっても難しいのではないだろうか。

「響 17年」はサントリー創業90周年記念として、また初の「響」シリーズとして1989年に発売された(販売当初は”17年”の表記無し)。
以来サントリーの看板商品の1つであり、2003年には映画「ロスト・イン・トランスレーション」に登場して欧米における”ジャパニーズ・ウイスキー”の知名度を飛躍的に向上させる役割も担った。

近年のサントリーの原酒不足は隠しようも無いものだったが、上記のような経緯から筆者は他のウイスキーを終売させてでも「響 17年」は死守するのではないかと予想していたのだが・・・。

Suntory Time: Hibiki Whisky Discontinued As Aged Japanese Whisky Runs Dry | Forbes
響 ブランド公式サイト: suntory.co.jp/whisky/hibiki

(7月18日追記)
公式サイトに休売に関するお知らせがひっそりと追加されている。

サントリーウイスキー「響17年」休売について | サントリー

グレンドロナック、ベンリアック、グレングラッサ国内販売再開

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source : asahibeer.co.jp

昨年末より国内への正規輸入が途絶えていたグレンドロナックベンリアックグレングラッサの各シングル・モルトの販売がアサヒビールにより再開される。
販売されるのは以下の8点。

グレンドロナック 12年
43% / オープン価格(参考価格税別5,770円)
グレンドロナック 18年
46% / オープン価格(参考価格税別13,080円)
グレンドロナック 21年
48% / オープン価格(参考価格税別17,470円)

ベンリアック 10年
43% / オープン価格(参考価格税別5,190円)
ベンリアック キュオリアシタス 10年
46% / オープン価格(参考価格税別5,330円)

グレングラッサ リバイバル
46% / オープン価格(参考価格税別5,190円)
グレングラッサ エボリューション
50% / オープン価格(参考価格税別5,770円)
グレングラッサ トルファ
50% / オープン価格(参考価格税別6,500円)

全て6月19日より販売開始。

この3蒸溜所は全てベンリアック・ディスティラリー・カンパニー(Benriach Distillery Company)の傘下にあり、ベンリアック社は昨年米ブラウン・フォーマン(Brown-Forman)により買収された。
買収前にはこれら3蒸溜所のウイスキーはウィスク・イーにより日本へ輸入されていたが、ブラウン・フォーマンがアサヒビールとの間で日本国内での販売契約を締結している影響により、ウィスク・イーによる正規輸入は昨年末で終了となっていた。

ベンリアック社の蒸溜所はシングル・カスクや限定品のリリースを積極的に行なっている事でも知られるが、そういった商品の輸入をウィスク・イーと同様にアサヒビールが行うかは今の所は不明。

スコッチシングルモルトウイスキー3ブランド合計8アイテム新発売 | アサヒビール

「ラガヴーリン 8年」国内販売開始

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source : malts.jp

2016年に蒸溜所200周年記念リリースの1つとして発売され、昨年11月に定番商品化したラガヴーリン 8年(Lagavulin Aged 8 Years)」の国内での販売が5月22日より開始される。
アルコール度数48%、容量700ml、希望小売価格は税別6,100円。

また発売に先立ち、明日から開催される東京インターナショナルバーショウ2018のMHDブースでは先行試飲イベントが行われる。

蒸留所創立200周年の記念ボトルがついに定番商品に 「ラガヴーリン 8年」、2018年5月発売 | CLASSIC MALTS SELECTION

2018年上半期 国内リリース一覧

新生グレンアラヒー定番商品の続報

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source : ttb.gov

来月6月のリリースが予定されている新生グレンアラヒーの定番商品の一部詳細が、米アルコール・タバコ税貿易局(Alcohol and Tabacco Tax and Trade Bureau / TTB)へ登録されたラベル情報から明らかになっている。
登録が確認できるのは以下の5点。

グレンアラヒー 10年 カスクストレングス バッチ1
57.1% ABV
グレンアラヒー 12年
46% ABV
グレンアラヒー 15年
46% ABV
グレンアラヒー 18年
46% ABV
グレンアラヒー 25年
48% ABV

全て無着色、ノンチルフィルタード。
容量は全て750mlだが、TTBへ登録されているのは米国向けの物となるので、他の地域向けリリースの容量は700mlになると思われる。

なお日本での販売を行うのはビリー・ウォーカー氏と縁のあるウィスク・イーで、明日から開催される東京インターナショナルバーショウ2018でお披露目されるようだ。

現在のグレンアラヒーを率いるビリー・ウォーカー氏はかつてベンリアック・ディスティラリー・カンパニー(傘下にベンリアック・グレンドロナック・グレングラッサ)の代表を務めており、同社のウイスキーの国内販売を手掛けていたのがウィスク・イーだった。
だがウォーカー氏は昨年ベンリアック社を米ブラウン・フォーマンへ売却、ブラウン・フォーマンはアサヒビールとの間で日本国内での販売契約を締結してる為、ウィクス・イーはベンリアック社製ウイスキーの販売を昨年末で終了している。

アバフェルディ・オルトモア・クライゲラヒの免税店向け限定シングルモルト発売

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オルトモア 1986 31年  source : scotchwhisky.com

デュワーズ傘下蒸溜所の限定シリーズ「エクセプショナル・カスク・シリーズ(Exceptional Cask Series)」より新たに以下の5種のシングル・モルト・ウイスキーが免税店市場向けにリリースされた。

アバフェルディ 1984 33年 (Aberfeldy 1984 33 Year Old)
シングルカスク / 51.6% ABV / 700ml / €1,500(US$1,800)
アバフェルディ 1999 18年 (Aberfeldy 1999 18 Year Old)
スモールバッチ / ポートフィニッシュ / 43% ABV / 750ml / SGD180(US$135)
オルトモア 1986 31年 (Aultmore 1986 31 Year Old)
シングルカスク / シェリーカスク / 54.7% ABV / 700ml / SGD4,000(US$2,985)
クライゲラヒ 1992 24年 (Craigellachie 1992 24 Year Old)
スモールバッチ / 46% ABV / 700ml / SGD1,368(US$1,000)
クライゲラヒ 1999 17年 (Craigellachie 1999 17 Year Old)
スモールバッチ / パロコルタドフィニッシュ / 46% ABV / 700ml / £250(US$340)

これらは主にアジア・太平洋地域の空港免税店で販売される。

Five New Malts Join Exceptional Cask Series | Scotchwhisky.com

2018年 免税店向けリリース一覧

「レッドブレスト ドリームカスク 32年」公式サイトで限定販売

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source :  redbreastwhiskey.com

アイリッシュ・ディスティラーズよりレッドブレストの公式サイトメンバーシップ「ザ・バードハウス(The Birdhouse)」会員限定で「レッドブレスト ドリーム・カスク 32年(Redbreast Dream Cask Aged 32 Years)」が販売される。
1985年より26年間リフィルバーボンバレルで熟成させた原酒を更に6年間ファーストフィルシェリーバットで追加熟成させたシングル・ポット・スチル・ウイスキーで、アルコール度数は46.5%、500mlボトルでボトリングされる。
価格€500で、ワールド・ウイスキー・デイ 2018となる5月19日より公式サイトにて販売開始。

レッドブレスト公式サイト: redbreastwhiskey.com

バルヴェニー、「ピートウィーク 2003」リリース

バルヴェニーよりピーテッド・シングル・モルト「バルヴェニー ピート・ウィーク 14年 2003ヴィンテージ(Balvenie Peat Week Aged 14 Years 2003 Vingtage)」がリリースされている。
度数48.3%、価格£60で、すでに販売が開始されている英国の他、EU諸国とアメリカ、台湾で発売される。

「ピート・ウィーク」レンジとしては昨年初めて発売された「ヴィンテージ 2002」に次ぐ2度目のリリースとなる。

Balvenie Adds 2003 Vintage to Peat Week Range | The Spirits Business

ディアジオ、ピエルデ・アルマスを買収

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source : thespiritsbusiness.com

酒類大手ディアジオはメキシコ・オアハカ州でプレミアム・メスカルを生産するピエルデ・アルマス(Pierde Almas)を買収した。買収条件は非公表。
今年2月にディアジオ傘下のテキーラブランド「カーサミーゴス」が新たにメスカルを発売しており、ディアジオは今回のピエルデ・アルマスの取得によりポートフォリオに2つ目のメスカルを加える事になる。

テキーラが世界的なブームの影響で原料不足に陥る中、テキーラとは別のリュウゼツランから作られるメスカル(テキーラはメスカルの一種だが、テキーラ以外のメスカルを指して「メスカル」と表現される事が多い)に注目が集まっている。

Diageo Buys Pierde Almas Mezcal | The Spirits Business
ピエルデ・アルマス公式サイト: pierdealmas.com

Winter is Coming! ジョニーウォーカー「ホワイトウォーカー」リリースへ

ジョニーウォーカーより、米HBOの大ヒットテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」とのコラボレーションによる「ホワイト・ウォーカー by ジョニーウォーカー(White Walker by Johnnie Walker)」がリリースされる。
公式ツイッターおよびインスタグラムで告知されたもので、発売は今年の秋、詳細は追って発表されるとのこと。
アルコール度数41.7%から、既存のジョニーウォーカーのラベルを貼り替えた物ではなくオリジナルのブレンドになるのではないかと推測される。

「ホワイト・ウォーカー」とは「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場する、極寒の地に棲む死者を操る人型の種族。
絶滅したと言われていたが吹雪と共に南下し、ホワイトウォーカーの侵入を防ぐ為に人類が北の地に築いた防壁へ押し寄せる。