大手独立系ボトラー、ゴードン&マクファイルとベンロマック蒸溜所を有するスペイモルト・ウイスキー・ディストリビューターズ(Speymalt Whisky Distributors Ltd.)は、スコットランドのスペイサイド地域に位置するケアンゴームズ国立公園(Cairngorns National Park)内に新たな蒸溜所を設立する構想を明らかにした。
建設予定地はグランタウン・オン・スペイ近くのクラガン(Craggan)と呼ばれる場所で、スペイサイド地域の蒸溜所としてはスペイサイド蒸溜所に次いで内陸に位置する蒸溜所になる。
スペイモルトはすでに建設地周辺住民への説明を始めており、今秋には建設計画を地元当局へ提出、これが無事承認されれば来年中に着工、完成は2020年になる見通しだ。
昨今のウイスキーブームの影響を受け各国の蒸溜所を訪れる観光客は増え続けており、近年誕生した蒸溜所の中にはその設立当初から大規模なビジター施設を併設する所も多い。
スペイモルトの新たな蒸溜所も最初からビジター施設を備える予定で、スペイモルトはこの蒸溜所が地元にとって重要な観光資源となり、また大きな雇用を生み出すだろうとしている。
Gordon & Macphail Plans Speyside Distillery | Scotchwhisky.com