
グレンタレット蒸溜所とフェイマスグラウス・エクスペリエンス source : scotchwhisky.com
マッカランやハイランド・パーク、グレンロセスなどを傘下に持つエドリントン(Edrington)は、プレミアム価格帯ブランドへの資源集中戦略の一環として、所有するグレンタレット蒸溜所(Glenturrert Distillery)とブレンデッドウイスキーブランド「カティーサーク(Cutty Sark)」を売却すると発表した。
売却先は未定だが、同社によれば興味を示す買い手が既にいるという。
グレンタレットは長い歴史を持つ(一説では現存するスコットランド最古の蒸溜所)蒸溜所だが、現在の生産規模は非常に小さく、生産された原酒は大半がブレンド用に使用されている。
また同蒸溜所は現在エドリントンが所有する別のブレンデッドウイスキーブランド「フェイマスグラウス(The Famous Grouse)」のビジターセンター「フェイマスグラウス・エクスペリエンス」を併設しており、このビジターセンターは蒸溜所と共に売却される予定だが、「フェイマスグラウス」ブランド自体は引き続きエドリントンが保持するようだ。
「カティサーク」はロンドンのワイン&スピリッツ商、ベリーブラザーズ・アンド・ラッド(Berry Bros. & Rudd / BBR、グレンロセス蒸溜所の前オーナーでもある)が1923年に創設した、今では世界的人気を保持するブランドで、特にスペイン、ギリシャ、ポルトガルではブレンデッドウイスキーの売り上げ1位を誇る。
エドリントンは2010年に同ブランドをBBRより取得していた。
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