月別アーカイブ: 2018年9月

マルスウイスキー、「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2018」「ザ・ラッキーキャット メイ」リリース

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source : rakuten.co.jp/hombo

本坊酒造・マルスウイスキーより限定ウイスキー2点が発売される。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2018」はバーボンバレルとアメリカンホワイトオーク樽で3年以上熟成された原酒によるシングル・モルト。
アルコール度数48%、容量700ml、価格税別7,600円で、限定10,000本がリリースされる。

ザ・ラッキーキャット メイ The Lucky Cat May」は本坊酒造社長の本坊和人氏の飼い猫をラベルにデザインするブレンデッド・ウイスキー「ラッキーキャット」シリーズ第4弾。
梅酒樽でフィニッシュを行っており、アルコール度数は40%、容量700ml、価格税別4,300円で、こちらは限定本数3,387本となっている。

いずれも10月1日発売で、公式ショップでも同日0時より販売されるが、すでに販売している酒販店もあるようだ。

新商品「シングルモルト駒ヶ岳&ラッキーキャット」のご案内 | 本坊酒造

2018年下半期 国内リリース一覧

余市・宮城峡マンサニーリャウッドフィニッシュ、限定発売

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source : asahibeer.co.jp

ニッカより「シングルモルト余市 マンサニーリャウッドフィニッシュ」と「シングルモルト宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ」の2種が発売される。

マンサニーリャ・シェリーの熟成に50年間使用されていた樽で18ヶ月間の後熟を行ったシングル・モルトで、昨年リリースされた「モスカテルウッドフィニッシュ(日本市場向け)」と「ラムウッドフィニッシュ(欧米市場向け)」に続く限定リリースとなっている。
いずれもアルコール度数48%、容量700ml、価格税別15,000円、限定本数4,000本で、9月26日発売。

マンサニーリャを熟成させた樽を特別に使用 『シングルモルト余市 マンサニーリャウッドフィニッシュ』 『シングルモルト宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ』 9月26日(水)数量限定で新発売! | アサヒビール

2018年下半期 国内リリース一覧

サントリー「響」30周年記念「ジャパニーズハーモニー」リリース

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source : thespiritsbusiness.com

サントリーのブレンデッド・ウイスキー「」ブランド創設30周年を記念した「響 ジャパニーズ・ハーモニー」の限定デザインボトルがリリースされる。
The Spirits Businessの報道によれば、10月1日よりアメリカ市場で発売されるようだ。

なお「響」が初めて販売されたのは1989年の事なので、実際の30周年に先駆けた発売となる。
また、今のところサントリーから公式には何も発表されていない為、日本や他の国・地域での発売は現時点では不明。

Hibiki Celebrates 30th Anniversary with Artistic Design | The Spirits Business

「ギャラリーフェイク」ラベルアイリッシュウイスキー発売

小学館が運営する通販誌/サイト「大人の逸品」より、細野不二彦氏の漫画「ギャラリーフェイク」のイラストがラベルにデザインされた「アイリッシュ・ウイスキー 2002」がリリースされる。
シングル・カスク、シングル・モルトのアイリッシュ・ウイスキーで、蒸溜所名非公表だが、2回蒸溜などの説明から、中身はカネマラなどを生産するクーリー蒸溜所の物だと推測される。
これまで大人の逸品から発売されたウイスキーと同じく、ウイスキー評論家の山岡秀雄氏のプロデュースにより、熟成年数は15年、アルコール度数50.6%、限定120本、価格は税込23,760円で本日の9時30分より販売開始。

アートコミック最高傑作『ギャラリーフェイク』ラベルのアイリッシュ・ウイスキー。限定120本で発売! | PR Times
大人の逸品

2018年下半期 国内リリース一覧

ディアジオ・スペシャルリリース2018、販売開始

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source : diageo.com

4月にアナウンスされていたディアジオ・スペシャルリリース2018が来週より英国で販売開始となり、現地のネット酒販店では予約受付が開始されている。

リリース10本の内、アナウンス時には詳細が明らかではなかった最後の1本は、ブレンデッド・モルト「クラダッハ(Cladach)」だと判明した。
スコットランド・ゲール語で”Beach”を意味する名前の通り、インチガワー、クライヌリッシュ、タリスカー、オーバン、ラガヴーリン、カリラといった沿岸部に位置する蒸溜所の原酒のみで構成される”Coastal Blend”となっている。
使用された樽はファーストフィルバーボンカスク、リフィルアメリカンオークホグズヘッド、リフィルヨーロピアンオークバット、exボデガヨーロピアンオークバットの4種。
熟成年数は非記載、アルコール度数は57.1%(カスクストレングス)、価格は£155(約22,700円)。

また、アナウンス時には”unique maturation and marrying process”とだけされていた「シングルトン・オブ・グレンオード 14年」の熟成方法は、ファーストフィルヨーロピアンオークシェリーカスクとリフィルバーボンカスクで熟成された原酒を、PXカスクとモスカテルカスクで後熟、最終的にヨーロピアンオークパンチョンでマリッジさせたものだと説明されている。

クラダッハ以外9本の希望小売価格は以下の通り(上掲の画像左側から)。

タリスカー 2009 8年(Takisker 2009 Aged 8 Years)  / £70(約10,200円)
シングルトン・オブ・グレンオード 2002 14年(The Singleton of Glen Ord 2002 Aged 14 Years) / £100(約14,700円)
ピティバイク 1989 28年(Pittyvaich 1989 Aged 28 Years) / £330(約48,500円)
カースブリッジ 1970 48年(Carsebridge 1970 Aged 48 Years) / £750(約110,000円)
カリラ 1982 35年(Caol Ila 1982 Aged 35 Years) / £675(約99,000円)
オーバン 1996 21年(Oban 1996 Aged 21 Years)
/ £450(約66,100円)
インチガワー 1990 27年(Inchgower 1990 Aged 27 Years)
/ £300(約44,000円)
カリラ アンピーテッド 2002 15年(Caol Ila Unpeated 2002 Aged 15 Years) / £100(約14,700円)
ラガヴーリン 2005 12年(Lagavulin 2005 Aged 12 Years) / £110(約16,100円)

Diageo Completes 2018 Special Releases | The Spirits Business
Diageo Unveils 2018 Scotch Whisky Special Releases Collection | Diageo

グレンドロナック、初の免税店限定ウイスキーをリリース

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source : glendronachdistillery.com

グレンドロナックより、初の免税店市場限定商品となる「グレンドロナック フォーグ 10年(GlenDronach Forgue Aged 10 Years)」がリリースされる。

オロロソシェリーとPXシェリーカスクで熟成された原酒で構成されるシングル・モルト・ウイスキーで、「フォーグ」は蒸溜所の所在地に由来する。
アルコール度数は43%、価格は£60。

Glendronach Forgue Launches in Duty Free | Scotchwhisky.com
The Glendronach Embarks on New Journey for World Travellers | GlenDronach

2018年 免税店向けリリース一覧

アルタベーン、初のオフィシャルシングルモルトをリリース

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source : scotchwhisky.com

アルタベーンより、初となるオフィシャル・シングル・モルトがリリースされた。

アルタベーン蒸溜所はシーバスリーガルの原酒生産を目的に1975年に設立された蒸溜所で、以来43年間、シングル・モルトのリリースは独立系ボトラーからの物が少数あるのみだった。
蒸溜所のマスター・ディスティラー、リチャード・クラーク氏によれば「ウイスキー愛好家がより冒険的になり、新しい物を求めている今こそが、リリースの完璧なタイミングだと判断した」のだという。

ラベルに”Just Enough Peat to Start a Fire”とある通り、スペイサイドのシングル・モルトとしては珍しいピーテッド・ウイスキーで、熟成年数非記載(NAS)、アルコール度数40%、価格£37となっている。
既に英国では発売開始されており、今後はオーストラリアでも発売されるようだ。

Bold Allt-a-Bhainne to Shake Up Scotch | Scotchwhisky.com
Introducing Allt-a-Bhainne | Pernod Ricard UK

ベンチャーウイスキー、新蒸溜所設置へ

イチローズモルトなどを生産するベンチャーウイスキーが、高まる需要に対応する為、新たな蒸溜所を設置すると日経新聞が報じている。
これは同社の秩父蒸溜所と同じ埼玉県秩父市の工業団地内に建設される予定で、新蒸溜所が既存の秩父蒸溜所の一部となるのか、別の名前を持つ蒸溜所となるのかは現在のところ不明。
新蒸溜所は2019年春の稼働開始を目指しており、これにより同社の生産能力は75%程度増強される見通し。

ベンチャーウイスキー 新蒸留所、秩父で来春稼働 | 日本経済新聞

「ジョニーウォーカー ブラックラベル シェリーエディション」国内発売

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source : johnniewalker.com

今年の6月にアジア太平洋と北米地域向けにリリースされた「ジョニーウォーカー ブラックラベル シェリーエディション(Johnnie Walker Black Label Sherry Edition)」が10月30日より日本国内でも販売される。
「ブラックラベル」の特徴の1つであるシェリーカスク由来の甘みに着目、再構成された限定版「ブラックラベル」で、カーデュ、ストラスミル、ブレア・アソールをキーモルトに、29もの蒸溜所のモルト原酒が使用されている。
熟成年数は通常版と同じ12年、アルコール度数も同じく40%。

国内での販売を手掛けるキリンからは現時点でニュースリリースは無いが、Amazonで予約受付が開始されている

2018年下半期 国内リリース一覧

「マッカラン エディション No.3」国内発売

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source : suntory.co.jp

昨年の9月に英国他海外各国で発売された「マッカラン エディション No.3(The Macallan Edition No.3)」が、ようやく日本でも発売される。

マッカランのエディション・シリーズ第3弾となる「No.3」では、ウイスキーのアロマに焦点を当てる為、パフューマーのロジャ・ダヴ(Roja Dove)氏とのコラボレーションの元作り上げられている。
シリーズの前2本と同じく、使用された樽の詳細がパッケージに記載されており、今回はシェリーカスク4種とバーボンカスク2種で構成される。
アルコール度数は48.3%、容量700ml、希望小売価格税別15,000円で、10月23日より数量限定で発売。

エディション・シリーズは現在のところ年に1度のペースでリリースされているが、この「No.3」は英国でのリリースから1年以上経っての国内リリースとなる為、前回の「No.2」の国内発売からほぼ2年が経過してしまっている。
なお、英国他海外では既に「No.4」が今年の5月にリリースされている

「ザ・マッカラン エディション No.3」数量限定新発売 | サントリー
Edition No.3 | The Macallan

2018年下半期 国内リリース一覧

限定品マッカラン、発売から僅か2週間で10倍の価格に

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source :  themacallan.com

先月14日にマッカラン蒸溜所の新築を記念して発売され、発売日当日には購入希望者が蒸溜所に殺到し、現地警察による周辺道路の封鎖騒ぎまで引き起こした「マッカラン ジェネシス リミテッド・エディション(The Macallan Genesis Limited Edition)」。
£495(約7万円)で販売されたこの限定シングル・モルトは、発売日当日には倍の価格で転売され、その12日後、8月26日に終了した英whiskyhammer.co.ukのネットオークションではなんと、最高で£5,280(約75万5千円、バイヤーズプレミアム込み)の値を付け落札された。
発売から僅か2週間足らずで10倍以上の値段となった訳で、是非はともかく、発売日当日の混乱も納得がいく値上がりとなっている。

「マッカラン ジェネシス」の出荷本数は2,500本で、蒸溜所で直販された360本以外は極東地域の国際空港免税区域内のマッカラン・ショップで販売される予定。

Whisky Madness: $600 Scotch Sells for Over $6,000 Two Weeks after Release | Forbes
Past Auctions, August 2018 | Whisky Hammer
The Macallan Genesis Limited Edition | The Macallan

メタリカ、ウイスキービジネスに参入

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source : blackenedwhiskey.com

ヘヴィメタルバンド・メタリカが、オリジナルウイスキー「ブラッケンド(Blackened)」を発表した。

かつてメーカーズ・マークでマスターディスティラーを務め、現在はウイスキーコンサルタントとして数多くの蒸溜所へ助言を行っているデイヴ・ピクレル(Dave Pickerell)氏をパートナーに迎えて開発、ピクレル氏によって選定されたバーボン、ライ・ウイスキー他、複数種の北米産ウイスキーをブレンド、ブランデーカスクを用いてフィニッシュさせた物となっている。

また熟成中には、メタリカの曲を元にした低周波音を樽に聴かせるユニークな試みが行われており、これによりウイスキーが樽から受ける影響を増幅させることができるとしている。
メイヤー・サウンド(Meyer Sound)の協力を得て行われたこの熟成のプロセスは、「ブラック・ノイズ(BLACK NOISE)」と名付けられ、現在特許出願中となっているようだ。

「ブラッケンド」はアルコール度数90プルーフ(45%)、価格US$43で、今年9月から始まるメタリカの北米ツアーに合わせて、ニューヨーク、カリフォルニア、ウィスコンシン、フロリダの各州向けにオンラインで販売される予定。

アメリカではセレブリティ達がウイスキーを初めとするアルコールビジネスへ続々と参入しており、今年5月にはボブ・ディランが自身のウイスキーブランドを立ち上げている

Introducing Blackened American Whiskey… Whiskey Remastered | Metallica.com
ブラッケンド公式サイト: blackenedwhiskey.com

ニッカ、「ブラックニッカ ディープブレンド」のパッケージ刷新

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source : asahibeer.co.jp

ニッカは9月11日より「ブラックニッカ ディープブレンド」のパッケージをリニューアルすると発表、また同日発売となる限定ウイスキー「ブラックニッカ ディープブレンド エクストラスイート」の発表も行った。

新たなラベルデザインは紫を基調とした旧ラベルデザインに変えて、濃紺のグラデーションによるものが採用されている。
内容に変更は無く、アルコール度数45%、容量700ml、参考小売価格税別1,500円。

新樽で10年以上熟成させた余市と宮城峡のモルト原酒をキーモルトとする「エクストラスイート」はアルコール度数46%、容量700ml、参考小売価格税別2,000円で、132,000本が出荷される予定。

『ブラックニッカ ディープブレンド』パッケージリニューアル & 『ブラックニッカ ディープブレンド エクストラスイート』 数量限定商品新発売 | アサヒビール

2018年下半期 国内リリース一覧