月別アーカイブ: 2019年1月

キングスバーンズ蒸溜所 初のシングルモルトをリリース

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source : kingsbarnsdistillery.com

2014年より稼働するスコットランド・ローランドのキングスバーンズ蒸溜所より、初のシングル・モルト・ウイスキー「キングスバーンズ ドリーム・トゥ・ドラム(Kingsbarns Dream to Dram)」がリリースされた。
原酒の構成はヘブン・ヒル蒸溜所のファーストフィルバーボンバレルで熟成させた物が90%、ワインカスクの物が10%で、熟成年数はスコッチウイスキーの最低限の年数である3年となっている。
アルコール度数は46%、容量700ml、英国での価格は£44.95となっている。

Kingsbarns Debuts Flagship Dream to Dram | Scotchwhisky.com
Introducing ‘Dream to Dram’ | Kingsbarns Distillery

グレンモーレンジ プライベートエディション第10弾「アルタ」リリース

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source : prtimes.jp

グレンモーレンジィよりプライベートエディションシリーズ第10弾となる「グレンモーレンジィ アルタ」が発売される。
グレンモーレンジィ社所有の農場で見出された新種の野生酵母を用いて造られたウイスキーで、「アルタ(Allta)」は「野生(Wild)」を意味するゲール語。
昨日世界中でアナウンスされ、本国英国では来月上旬より、日本では3月6日より発売となる。
アルコール度数は51.2%、容量700ml、日本での価格は税別11,000円となっている。

野生酵母が奏でる華やかなウイスキー【GLENMORANGIE ALLTA(グレンモーレンジィ アルタ)】 | PR Times
Glenmorangie Allta Created with Wild Yeast | Scotchwhisky.com

2019年1-3月 国内リリース一覧

ジョニーウォーカー 日本限定デザインブルーラベル発売

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source :  mhdkk.com

ジョニーウォーカーより、日本限定デザインとなる「ジョニーウォーカー ブルーラベル ジャパン リミテッド エディション 2019」が発売される。
「日本・伝統・進化・祝い」をコンセプトとしたデザインで、ボトルの側面・背面には富士山や鷹、鯉などといった縁起物が描かれている。
アルコール度数40%、容量750ml、価格税別20,800円で、全国の主要百貨店で2月11日より数量限定で発売される。

日本の伝統文化や縁起物を描いた 特別なデザインボトル、国内数量限定販売 | ジョニーウォーカー ブルーラベル

2019年1-3月 国内リリース一覧

「厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 3」3月発売

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source : akkeshi-distilley.com

厚岸蒸溜所より「厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 3」が発売される。
昨年2月に発売された「FOUNDATIONS 1」、同8月に発売された「FOUNDATIONS 2」に続くシリーズ第3弾で、今回はノンピート原酒を北海道産ミズナラ製の樽で8〜23ヶ月熟成させた十数樽をヴァッティングさせた物となっている。
アルコール度数は55%、容量200ml、価格税別5,800円で3月5日より販売開始。

また、今年8月にリリース予定の第4弾はブレンデッド・ウイスキーになると予告されている。

第3弾は「道産ミズナラ樽熟成」 ウイスキー「厚岸ニュー・ボーン」 3月上旬全国発売 | 北海道新聞
厚岸蒸溜所公式Facebook @akkeshi.distillery

2019年1-3月 国内リリース一覧

サントリー「白角」休売へ

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source : suntory.co.jp

サントリーが原酒不足から「白角」の全商品、及び「知多」の350mlサイズ、「角瓶」のコンビニ向け450mlサイズを休売にすると報じられている。
既に「白角」の生産は終了、在庫は3月末には無くなる見通しで、缶入り商品の「特撰白角水割」のみ販売が継続される。
この休売により原酒を確保し、「角瓶」などの他の商品の安定供給を図る。

サントリーは同じく原酒不足から昨年の6月に「白州 12年」を同9月には「響 17年」を休売にしている

ウイスキー「白角」、販売休止へ 原酒不足で サントリースピリッツ | 毎日新聞

「釣りバカ日誌」ラベルウイスキー発売

小学館による通信販売、大人の逸品より「釣りバカ日誌」連載40周年記念ウイスキー「アードモア 2009 釣りバカ日誌ラベル」が発売される。
アルコール度数58.9%、容量700ml、価格税別13,000円で、1月22日9時30分よりウェブサイト及び電話にて先着順で販売される。限定本数は228本。

また同日には、先月発売された「グレンバーギ 1998 19年 わたせせいぞう・ワンダーカクテルラベル」の第2回販売も行われる。

2019年1-3月 国内リリース一覧

オールドフォレスター ライウイスキーをリリース

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source : oldforester.com

オールド・フォレスターよりライ・ウイスキー「オールド・フォレスター ライ(Old Forester Rye)」がリリースされる。

1940年に当時オールド・フォレスターの経営者だったオースリー・ブラウンが買収したライ・ウイスキー「ノルマンディー・ライ」のものを元にしたマッシュビルが用いられており、レシピはライ麦65%、モルト20%、コーン15%で、現在の一般的なライ・ウイスキーのマッシュビルに比べライ麦の比率は低くなっている。
オールド・フォレスターで新たなマッシュビルが導入されるのは、1870年の設立以来これが初めてだという。

アルコール度数は100プルーフ(50%)、希望小売価格US$22で来月2月より全米で発売される。

Old Forester Announces Debut of Rye, Their First New Mashbill in 150 Years | The Bourbon Review
Rye Whisky | Old Forester

「オクトモア 09.1」国内販売開始

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source : bruichladdich.com

昨年夏に英国で発売されたブルックラディ蒸溜所によるスーパーヘビリーピーテッドウイスキー・オクトモアのバッチ9の1つ「オクトモア 09.1 スコティッシュ・バーレイ」が国内でも発売される。
2011年に収穫されたスコットランド産コンチェルト種大麦を原料に2012年に蒸溜、ジムビーム、ジャックダニエルなどのファーストフィルバーボンバレルで5年間熟成させたものとなっている。
59.1% ABV、700ml、限定本数は世界全体で42,000本、希望小売価格税別16,000円で、2月4日より発売開始。
またこの発売に伴い、旧商品「オクトモア 08.1 スコティッシュ・バーレイ」は在庫限りで発売終了となる。

シングルモルト・スコッチウイスキー 「オクトモア 09.1 スコティッシュ・バーレイ」数量限定発売のご案内 | PR TIMES

2019年1-3月 国内リリース一覧

サントリー 5カ国の原酒を使用したブレンデッドウイスキー「碧 Ao」を発売

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source : suntory.co.jp

サントリーは世界5大ウイスキー産地の原酒を使用した、SUNTORY WORLD WHISKY「碧 Aoを発売する。

原酒は全て自社蒸溜所によるものと発表されており、アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本の全てにウイスキー蒸溜所を所有するサントリーならではのブレンデッド・ウイスキーでとなる。
具体的にどの蒸溜所の原酒が使用されているかは今の所不明だが、現時点でサントリーホールディングスの傘下にある蒸溜所は以下の通り。

アイルランド
クーリー / キルベガン
スコットランド
ラフロイグ / ボウモア / オーヘントッシャン / グレン・ギリー / アードモア
アメリカ
ジム・ビーム / メイカーズ・マーク
カナダ
アルバータ / カナディアン・クラブ
日本
山崎 / 白州 / 知多

2019年は春夏と秋冬の2期に出荷が行われる予定で、第1期の発売は4月16日より開始される。
アルコール度数43%、容量700mlで、価格は税別5,000円となっている。

SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(アオ)数量限定新発売 | サントリー

2019年4-6月 国内リリース一覧

本坊酒造、マルス信州蒸溜所を増強

本坊酒造が12億円を投じ、マルス信州蒸溜所に蒸溜棟や貯蔵庫、ビジター施設を新設すると日本経済新聞が報じている。

需要の急増による原酒不足から、国内各社はここ数年生産能力の増強を急いでおり、昨年1年間だけでも、サントリーによる白州蒸溜所と近江エージングセラーの貯蔵能力増強、ベンチャーウイスキーの蒸溜所新設、キリンによる富士御殿場蒸溜所の生産能力増強、木内酒造の蒸溜所新設などが明らかになっている。

本坊酒造、長野にウイスキー蒸留棟新設 | 日本経済新聞

新年のご挨拶と昨年のトップ記事10本

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は当サイトをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
このところ諸事情により更新が滞りがちではありますが、本年も可能な限り記事の投稿・更新は続けてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、以下は昨年一年間の閲覧数トップ10の記事になります。

1位 山崎リミテッドエディション、今年は発売されず (4月11日)
2014年から2017年までの4年間、お中元・お歳暮のシーズンに合わせて毎年発売されていたサントリーの「山崎 リミテッドエディション」ですが、恐らく原酒不足により昨年は発売されませんでした。今年も望み薄ではないかと思われます。

2位 「響 ブレンダーズ・チョイス」9月リリース (6月5日)
9月で休売となったサントリー「響 17年」の代替品として、新たに「響 ブレンダーズ・チョイス」が登場しました。飲食店向けの商品だと報道されていましたが、「17年」とは違って十分に供給されているのか、昨年末頃より一般の店頭で見かけることも多くなっています。

3位 マッカラン「クエスト・コレクション」新発売 (2017年10月14日)
昨年1月より免税店市場で販売されているマッカランの新シリーズの記事です。投稿自体は一昨年に行ったものですが、昨年4月頃より並行輸入品が国内でも見られるようになったことと、11月2日に放送された日本テレビ「アナザー・スカイ」の中で、ビビる大木さんがスコットランドのマッカラン蒸溜所でシリーズの1本「マッカラン テラ」を購入したことから閲覧数が急増しました。

4位 「マッカラン 60年」、ウイスキー史上最高額 1億2千万円で落札される (5月20日)
記事は5月のものですが、同じ「マッカラン 60年」の別の1本が10月に1億2,500万円の値をつけ5月の記録を更新した事が世界中で大きく報道され、閲覧数を伸ばしました。なお11月には別の「マッカラン 60年」が1億7,300万円で落札されて記録を大幅に更新しましたが、なぜかこちらは10月の時のようには大きく報道されませんでした。

5位 響17年、販売停止へ (5月15日)
世界的な知名度を誇る「響 17年」休売のニュースは、国内のみならず海外でも大きく報道されました。同日には「白州 12年」6月休売のニュースも報じられ、この2つの銘柄はしばらくの間ネットオークションなどで希望小売価格の何倍もの値段で取引されていました。

6位 余市・宮城峡マンサニーリャウッドフィニッシュ、限定発売 (9月20日)
一昨年の「モスカテルウッドフィニッシュ」に続くニッカウヰスキーの限定商品です。10月には海外向けに「シェリーウッドフィニッシュ」「バーボンウッドフィニッシュ」も発売されています。

7位 「マッカラン 72年」リリースへ (6月1日)
新蒸溜所のオープンに合わせて販売された6万ドルのマッカランです。4位のニュースを見る限り、投資としてはお値打ちなのでしょうか・・・

8位 「マッカラン エディション No.3」国内発売 (9月5日)
本国などでは一昨年に発売されていた「マッカラン エディション No.3」ですが、日本では1年以上遅れてようやく発売となりました。なお海外ではすでに「No.4」が5月に発売されて出荷は終了、今年の前半には「No.5」が発売されるものと思われます。

9位 Winter is Here!「ホワイトウォーカー by ジョニーウォーカー」リリース (10月2日)
今年完結予定の大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)」とのコラボレーションで発売されたジョニーウォーカーです。また同じくGOTとのコラボレーションシングルモルトシリーズも11月にアメリカで発売されているようです。今のところ、いずれも日本では発売されていません。

10位 マッカラン「M ブラック 2017」「エディション No.4」「ジェネシス」リリース (6月20日)
「マッカラン ジェネシス」は7位の「72年」と同じく新蒸溜所のオープン記念ボトルで、英国内では蒸溜所限定で発売されましたが、蒸溜所には発売日前日からバイヤーが殺到し、周辺の道路が封鎖される騒ぎを引き起こしました。発売からわずか2週間後には、希望小売価格の10倍以上の値段で取引されたようです。

今年はどんなニュースが注目を集めるでしょうか。