雑貨・化粧品などの販売の他、ウイスキーなどの酒類の輸入も手掛ける徳島県のアクサスが、兵庫県神戸市の六甲山上に蒸溜所を設置して酒類の蒸溜事業に乗り出すと発表した。
蒸溜所は同社が今年5月に取得した製薬会社の旧保養所内に設置され、バーなどのビジター施設の併設も予定されている。
同社によれば、2020年11月にはウイスキーやスピリッツ類の製造を開始する計画だという。
現在兵庫県内で稼働するウイスキー蒸溜所としては、「あかし」などを製造する明石市の江井ヶ嶋酒造内の蒸溜所が有名。
この他、同じ明石市の明石酒類醸造が2017年にウイスキー製造免許を取得、現在海外で「Hatozaki(波戸崎)」という名称のウイスキーを販売している。
但し同ウイスキーのラベルには「Kaikyo Distillery(海峡蒸溜所)」なる蒸溜所名が記載されているものの、実際の蒸溜状況は不明。
また、丹波市の黄桜・丹波工場が昨年ウイスキー製造免許を取得しているが、今のところ同社からはウイスキーの販売や製造に関する発表は何も行われていないようだ。