カテゴリー別アーカイブ: こぼれ話

記録更新なるか 世界にただ一本の「マッカラン」が競売へ

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マッカランのアイコン、エルキー・ハウスが描かれたボトル  source : scotchwhisky.com

先日英国で行われたオークションで、生産本数わずか12本の「マッカラン 1926 60年 ヴァレリオ・アダミラベル」がウイスキーとして史上最高額となるおよそ1億2,500万円で落札されたばかりだが、今度はなんと世界にただ1本しか存在しない「マッカラン」がオークションへ出品されることになった。

このマッカラン、中身は先日のマッカランと同じ1926年に樽詰めされたカスクナンバー#263の樽のもので、熟成年数も同じく60年だが、ボトルには壁画・装飾画を手掛けるアイルランドのアーティスト、マイケル・ディロン(Micheal Dillon)氏の手描きによる装飾が施されており、1999年にロンドンの高級食料品店フォートナム・アンド・メイソンで1本のみが販売された。

このボトルのオークションを11月29日にロンドンで行うクリスティーズによれば、落札額は100万ポンド(約1億4,700万円)の大台に乗る見込みで、これが実現すれば、ウイスキーに付けられた最高額の記録はわずか2ヶ月足らずで数千万円も更新される事になる。

‘Unique’ Macallan Could be First £1M Whisky | Scotchwhisky.com
5 Minutes with… A 1926 Bottle of The Macallan Whisky | Christie’s

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「マッカラン 60年」ウイスキー最高額を更新

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source : bonhams.com

今月3日にスコットランド・エジンバラで行われたボナムス社のオークションで、「マッカラン 1926 60年」のヴァレリオ・アダミ氏のデザインよるラベルの物が、電話で参加したアジア人バイヤーにより、バイヤーズプレミアム込みで848,750ポンド、およそ1億2,575万円(当日のレートで計算)で落札された。

今年5月にボナムス・香港のオークションで、同じアダミ氏デザインの「マッカラン 60年」の別の1本が8,636,250香港ドル、当時のレートでおよそ1億2,135万円で落札されており、これまでこれがウイスキー1本につけられた金額としては史上最高額だったが、今回の落札はこの記録を日本円にして400万円以上上回ったことになる。

「マッカラン1926 60年」は1986年に僅か40本がボトリングされ、内12本が今回のヴァレリオ・アダミ氏デザインのラベルのものとなっている。
このボトルは一般向けではなくマッカランの顧客企業向けに販売された物で、販売当時の価格は20,000ポンドだった。

World’s Most Valuable Whisky Leads Bonhams Whisky Sale in Edinburgh | Bonhams

偽「響30年」をメルカリで販売した男2人逮捕される

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写真は本物の「響 30年」  source : suntory.co.jp

昨日21日、三重県警は偽の「響 30年」をフリーマーケットアプリ・メルカリで販売したとして、東京都の古物店員の20代の男2人を商標法違反と詐欺の容疑で逮捕したと発表した。

容疑者2人は昨年6〜7月、仙台市の男性に対して偽「響 30年」計5本を1本19〜20万円で4回に分け販売、男性から合計99万円を騙し取り、サントリーホールディングスの商標権を侵害した疑い。
県警によれば偽「響 30年」はボトルやパッケージは本物だが、中身が偽物だったという。
今回の仙台市の男性の件と同時期に、三重県四日市市に住む別の男性が同じ容疑者2人から偽ウイスキーを購入後返品し、三重県警に相談していたことから今回の逮捕に繋がった。

男2人は容疑を一部否認しており、ぞれぞれ「売ったときには偽物だと知らなかった」「偽物だと知っていたが、騙すつもりはなかった」と供述しているという。

サントリーが販売する「響 30年」は希望小売価格税込13万5千円だが、世界中で高い人気を誇り、年間数千本しか生産されないことから、ネットオークションやフリーマーケットアプリなどでは現在40万円以上の値がつけられている。
またジャパニーズ・ウイスキーの取引価格の高騰に伴い、ネット上では日本製ウイスキーの空き瓶までもが売買されており、「響 30年」や「山崎 25年」といった高額ウイスキーの空き瓶は1本当たり数万円で取り引きされる。

商標法違反・詐欺被疑者の逮捕 (生活環境課・四日市南署) | 三重県警
中身は別のウイスキー 偽「響30年」販売容疑で逮捕 | 朝日新聞

ペルノ・リカール、韓国市場から強制退場の危機を回避する

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source : pernod-richad-korea.com

酒類最大手、仏ペルノ・リカール(Pernod Ricard)は、韓国市場からの強制退場の危機に直面したものの、これを回避したと報じられている。

今年3月、ペルノ・リカールの韓国法人ペルノ・リカール・コリア・インペリアル(PRKI)は、現地で販売するブレンデッド・スコッチ・ウイスキー「インペリアル(Imperial)」の1つにガラス片の混入が見つかったことで、韓国食品医薬品安全処から3日間の営業停止(認可の一時停止)を言い渡された。
ところがこの営業停止命令が関係各所に周知されていなかったようで、現地の下請け業者の1つが停止期間中に食品検査の申請を行ってしまった。
結果、PRKIは当局からの恒久的な認可取消の危機に直面。
ペルノ・リカールは韓国市場からの撤退を余儀なくされるところであったものの、幸いにも(恐らくは当局への陳情によって)認可取消は実行されなかったようだ。

世界的なウイスキーブームは韓国には波及しておらず、この10年で韓国におけるウイスキーの市場規模は半分にまで縮小している。
「インペリアル」はその韓国市場で現在第3位につけるブランドで、昨年の販売額は前年比で14%減となったものの、ペルノ・リカールによれば今年は改善される見込みだという。

Pernod Ricard Defends Korea License Amid Controversy | The Spirits Business

バーボン熟成庫崩壊、数千樽とお魚800匹が犠牲に

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source : cnn.com

現地時間今月22日金曜日の朝、アメリカ・ケンタッキー州バーズタウンに位置するバートン1792蒸溜所(Barton 1792 Distillery)の29ある熟成庫の内の1つが半分に切断されるような形で崩壊、貯蔵されていたおよそ18,000バレルの半分、約9,000バレルが屋外へ投げ出される事故が発生した。
幸いにも怪我人は出なかったようだが、投げ出された9,000バレルの内損傷した物(3,000バレル程だと見られている)からはバーボンが漏れ出しており、現場にはバーボンの香りが漂っているという。
また地元の報道によれば、蒸溜所の近くを流れるウィズロー川(Withrow Creek)では約800匹の魚が死亡、漏れ出したバーボンの流入が原因だと見られている。

崩壊の原因は今のところ不明だが、崩壊した熟成庫は1940年代に建設された物で、壁の補修作業が進行中だったという。
蒸溜所のオーナーカンパニーであるサゼラック(Sazerac)は、被害の全容を把握次第声明を発表するとしている。

※バーボン1バレルは約200リットル

9,000 Barrels of Bourbon Fall in Kentucky Distillery Building Collapse | CNN
Hundreds of Fish Killed in Leak from Distillery Warehouse Collapse | Courier Journal

スコットランドの某蒸溜所には「第二次世界大戦中にドイツ軍の空爆で流れ出したウイスキーで魚が酔っ払った」という伝説がありますが。。。

約100年前のグレンファークラス発見される

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source : scotchwhisky.com

1920年にボトリングされたと見られる未開栓のグレンファークラスが発見された。

レア・オールド グレンファークラス–グレンリベット ピュア・モルト・ウイスキー(Rare Old Glenfarclas-Glenlivet Pure Malt Whisky)」とラベリングされたこのボトルは、かつてグラスゴーの東に存在したグレーン蒸溜所・ガートロック(Gartloch Distillery)が1920年に閉鎖された際、当時の支配人を勤めたスティーブン・ドゥウェル(Stephan Dowell)氏に贈られた物。
ボトルは1947年にドゥウェル氏の娘氏の手に渡り、1988年には彼女の姪の夫であるヒュー・テイラー(Hugh Taylor)氏に受け継がれた。

このグレンファークラスは長らくテイラー家の洗濯場の棚の後ろでティータオルで包まれたまま眠っていたそうで、最近になって再発見された後、今年の4月にテイラー氏によってグレンファークラスの5代目当主ジョン・グラント氏の元へ返却され、蒸溜所のアーカイブに加わることになった。
グラント氏によればこのボトルは間違い無く本物で、現存する未開栓のグレンファークラスとしてはおそらく最古の物になるという。

およそ100年前のこのグレンファークラスは、今週から開催されるスピリット・オブ・スペイサイド・ウイスキー・フェスティバルの期間中、グレンファークラス蒸溜所のビジターセンターに展示される予定。

Oldest Glenfarclas Returns to Distillery | Scotchwhisky.com

1本6500万円のマッカラン、ビジネスマンが2本お買い上げ(ドバイ)

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source : scotchwhisky.com

UAE・ドバイ空港内の酒類専門店ル・クロ(Le Clos)が1本US$600,000(現在のレートで約6,550万円)で販売していたマッカラン(Macallan)を2本、「ウイスキー・コレクターのインターナショナル・ビジネスマン」とだけ明かされている人物が購入した。

このマッカランは1986年に顧客向けにボトリングされた「マッカラン 1926 60年」で、生産数40本の内12本ずつのラベルデザインをポップ・アーティストのピーター・ブレイク氏とヴァレリオ・アダミ氏が手掛けており、今回販売されたのはこの12本の内の1本ずつ2本になる。

リリース時の価格は£20,000、最後にこのマッカランが売買されたのは2007年のクリスティーズで、落札額はUS$75,000(当時のレートで900万円前後)だった。

これまでに1本のウイスキーに付けられた価格の最高額(US$ベース)は2014年のサザビーズ香港で落札された「マッカラン M」のUS$628,000だが、このマッカランは容量6リットルのデキャンタ入りの物なので、通常サイズ(700ml〜750ml)のウイスキーの物としては今回のUS$600,000が史上最高額となる。
今年1月のサザビーズ香港で「山崎 50年」が約US$299,000(約3,250万円)で落札され、これが通常サイズのウイスキーに付けられた最高額となっていたが、僅か数ヶ月で倍の価格に記録更新となった。

なお、今回販売されたマッカラン2本と同じ物が来月5月18日に開催されるボナムス香港のオークションに出品される
ボナムスでは1本あたりの落札予想額の上限を約6,200万円としていたが、今回の報道を受けてこれを大幅に上回る事も予想される。

Macallan 1926 Malts Fetch World Record $1.2m | Scotchwhisky.com
Two Macallan 1926 Whiskies Sell for $1.2 Million | The Spirits Business