カテゴリー別アーカイブ: アメリカン・ウイスキー

アメリカ合衆国で生産されるウイスキーです。

2匹目のドジョウなるか ディアジオ、「ウォーキング・デッド」コラボバーボンを発売

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source : thewalkingdeadbourbon.com

ディアジオは、ドラマ化され大人気となったグラフィックノベル「ウォーキング・デッド」とのコラボレーションによるバーボン「ザ・ウォーキング・デッド ケンタッキー・ストレート・バーボン (The Walking Dead Kentucky Straight Bourbon)」を発売する。
これは「ウォーキング・デッド」の出版元である米スカイバウンド・エンターテイメント社との協同によりリリースされる「スピリッツ・オブ・ザ・アポカリプス」シリーズの第1弾となるもの。
使用原酒の熟成年数は最低4年、アルコール度数47%、価格US$35で、ドラマ「ウォーキング・デッド」のシーズン10の放映開始に合わせて今年10月より発売される。

ディアジオは2018年7月〜2019年6月期の売上高を前期比5.8%増、営業利益を9.5%増としており、この増収増益には昨年後半にディアジオが発売した、米HBOの人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」とのコラボ商品「ホワイトウォーカー by ジョニーウォカー」と「ゲーム・オブ・スローンズ シングル・モルト・コレクション」(日本未発売)が大きく貢献した。
果たして「ウォーキング・デッド」は「ゲーム・オブ・スローンズ」に次ぐヒット商品となるだろうか。

The Walking Dead Bourbon Whiskey is Approaching | Forbes.com
ザ・ウォーキング・デッド バーボン公式サイト: thewalkingdeadbourbon.com

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ウッドフォードリザーブ、ウィートウイスキーをリリース

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source : woodfordreserve.com

ウッドフォード・リザーブは今夏より、ウィート・ウイスキー「ウッドフォード・リザーブ ケンタッキー・ストレート・ウィート・ウイスキー(Woodford Reserve Kentucky Straight Wheat Whiskey)」を定番ラインナップに加えている。

「ウィート(小麦)・ウイスキー」は原料となるマッシュに使用される穀物の内、小麦の比率が51%以上の(そしてチャーした新樽で熟成させた)ウイスキーとアメリカのウイスキー法で定義されるものだが、現在この種のウイスキーを定番商品として生産する蒸溜所は非常に限られている。
「ウッドフォード・リザーブ ウィート・ウイスキー」のマッシュビルは古いレシピを元にしたもので、ウィート52%・モルト20%・コーン20%・ライ8%。
アルコール度数は90.4プルーフ(45.2%)、価格はUS$35。

ウッドフォード・リザーブはトウモロコシが51%以上と定められたバーボンの他、ライ麦が51%以上のライ・ウイスキー、大麦(モルト)が51%以上のモルト・ウイスキーを既に定番ラインナップに加えており、連邦ウイスキー法で「ストレート・ウイスキー」のメイン穀物に使用できると定められた4つの穀物によるウイスキー4種を揃えることになる。

Woodford Reserve Announces Kentucky Straight Wheat Whiskey | Forbes
Woodford Reserve Wheat Whiskey | Woodford Reserve

ジムビーム炎上

アメリカ・ケンタッキー州ウッドフォード郡で現地時間7月2日夜11時半頃、ジム・ビームの熟成庫の1つで落雷によるとみられる火災が発生し、熟成中の4万5千バレルが焼失した。
また、この火災は隣接する別の熟成庫にも延焼したが、こちらは建物内部に被害が及ぶ前に消し止められた。
幸いにもこの火災による怪我人はいなかったようだ。

ビームサントリーの担当者によると、焼失した4万5千樽はいずれも熟成開始間もない「若い」ウイスキーだったということで、当面ジム・ビームのバーボンの出荷には影響が無いと見られる。

バッファロートレース、フレンチオーク樽で12年熟成のバーボンリリース

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source : oldchateroak.com

バッファロー・トレース蒸溜所の実験的レーベル「オールド・チャーター・オーク」より、レーベル第2弾「オールド・チャーター・オーク フレンチ・オーク(Old Charter Oak French Oak)」がリリースされる。
イーグル・レアやE・H・テイラーにも使用されるバッファロー・トレースのマッシュビル#1から2007年に蒸溜された原酒をフレンチオークカスクで12年間熟成させたもので、92プルーフ(46%)でボトリングされている。
価格US$70で、今月末より発売される予定。

Buffalo Trace Announces French Oak as Second Old Charter Oak Release | The Bourbon Review
oldcharteroak.com | オールド・チャーター・オーク公式サイト

ボブ・ディランの「ヘブンズ・ドア」よりミズナラ樽フィニッシュのウイスキー発売

ボブ・ディランが手掛けるウイスキーブランド「ヘブンズ・ドア」より、ミズナラカスクでフィニッシュを行ったアメリカン・ウイスキーのリリースがアナウンスされた。
これは新たにリリースが開始されるレアウイスキーシリーズ「ブートレグ・シリーズ」の1本目となるもので、発売は今年のホリデーシーズンとなる予定。
熟成年数は25年、価格はUS$499で、その他の詳細は今年後半に発表される。

同アナウンス内ではこの他、昨年末より限定リリースされている「ヘブンズ・ドア 10年 テネシー・ストレート・バーボン」の最後の出荷を行うとしている。

Heaven’s Door Spirits Announces Two New Limited Release Whiskeys | Heaven’s Door

アサヒビール 「グレンドロナック 15年」他、輸入ウイスキー4点新発売

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source : asahibeer.co.jp

アサヒビールは新たに以下の4銘柄を輸入ウイスキーのラインナップに加える。

グレンドロナック 15年 リバイバル
2015年に休売となった後、英国では昨年秋より販売が再開されていたもの。オロロソシェリーカスクのみを使用した休売前のものとは樽構成が変更されており、オロロソシェリーに加えてPXシェリーカスクも使用されている。
アルコール度数46%、容量700ml、価格はオープン価格で参考小売価格税別10,800円。

ベンリアック 12年 シェリーウッド
こちらも数年間休売となっていたもので、グレンドロナックと同じく海外では昨年秋に販売が再開されていた。オロロソシェリーとPXシェリーカスク使用。
46%、700ml、オープン価格、参考小売価格税別6,300円。

ブッシュミルズ シングルモルト 12年
オロロソシェリーカスクとバーボンカスクでそれぞれ熟成させた原酒をヴァッティング、マルサラワインカスクでフィニッシュしたもの。
40%、700ml、オープン価格、参考小売価格税別4,500円。

ウッドフォード・リザーブ ライ
ウッドフォードリザーブが2015年より販売するライ・ウイスキー。マッシュビルのライ麦の使用比率が53%と一般的なライ・ウイスキーに比べて低くなっている。
アルコール度数45%、容量750ml、オープン価格、参考小売価格税別4,300円。

全て3月26日発売。

スコッチ、アイリッシュ、ライウイスキーの4アイテム 『グレンドロナック 15年』『ベンリアック 12年 シェリーウッド』 『ブッシュミルズ シングルモルト 12年』『ウッドフォードリザーブ ライ』 3月26日(火)に発売し、輸入ウイスキーポートフォリオを拡充 | アサヒビール

「ブッシュミルズ 12年」は蒸溜所限定で発売されているものと良く似たラベル・スペックですが、中身が同一の物なのか、また日本限定発売となるのか日本先行発売なのかは不明です。

2019年1-3月 国内リリース一覧

日米共同開発バーボン「リージェント」全米で発売へ

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source : legentbourbon.com

サントリーは傘下のジム・ビームと共同で開発したバーボン「リージェント(Legent)」を今月より全米で発売する。
これはアメリカンオークの新樽で熟成された通常のジム・ビームの原酒に加え、シェリーカスクとレッドワインカスクでフィニッシュを行った2種の原酒も使用し、これら3種の原酒を「響」などで培われたサントリーのブレンド技術を応用してブレンドしたものとなっている。
アルコール度数は47%、価格はUS$35。

サントリーは2014年にビーム社(現ビームサントリー)を買収、2017年にはジム・ビームと共同で開発したジン「ROKU」を、2018年にはウォッカ「HAKU」をそれぞれ発売した。
また同じくジム・ビームとの共同開発による、傘下の5カ国7蒸溜所の原酒を使用したブレンデッド・ウイスキー「碧 Ao」の発売を今年4月に予定している。

サントリーが日米共同開発ウイスキー ビーム統合めど | 日本経済新聞
リージェント公式サイト: legentbourbon.com

バーボンには最初に一定のサイズの新樽で熟成させるという規定があることや、多くの銘柄の原酒が少数の大規模蒸溜所でまとめて生産されているという事情が長く続いた(今もある程度はそうです)こともあって、個人的な意見ではありますが、スコッチやジャパニーズに比べるとどうしてもフレーバーの幅が狭くなりがちです。
クラフトディスティラリーを始めとした新規蒸溜所が続々と誕生していることに加えて、こういったブレンド技術、フィニッシュ技術の導入はバーボンの幅を広げることに繋がりますので、一ドリンカーとしては大いに歓迎したいところです。

(追記)’Legent’を「レジェント」と翻音しておりましたが、どうやら「リージェント」のようですので修正致しました。