カテゴリー別アーカイブ: アメリカン・ウイスキー

アメリカ合衆国で生産されるウイスキーです。

オールドフォレスター、ダブルバレルウイスキーをリリース

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source : oldforester.com

オールド・フォレスターより、ウイスキー・ロウ(Whiskey Row)シリーズ最後となる第4弾「オールド・フォレスター 1910 オールド・ファイン・ウイスキー(Old Forester 1910 Old Fine Whisky)」がリリースされる。

オールド・フォレスターは1910年にボトリング施設を火災により一時的に操業を停止されられ、施設復旧までの間ボトリング予定だったウイスキーを別の樽でヴァッティングさせて保管していたことがある。
結果的にこれが記録に残る限り最初の「ダブル・バレルド(別の樽に移し替えて再度熟成させた)」ウイスキーとなり、今回の「1910 オールド・ファイン・ウイスキー」はこの最初のダブル・バレルド・ウイスキーへのオマージュとして、ライトトースト、ヘビーチャーを行った樽を使い後熟させたものとなっている。

アルコール度数93プルーフ(46.5%)、価格US$54.99、容量750mlで今月より米国で発売される。

Old Forester Releases Double-Barrelled Bourbon | The Spirits Business
1910 Old Fine Whisky | Old Forester

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メタリカ、ウイスキービジネスに参入

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source : blackenedwhiskey.com

ヘヴィメタルバンド・メタリカが、オリジナルウイスキー「ブラッケンド(Blackened)」を発表した。

かつてメーカーズ・マークでマスターディスティラーを務め、現在はウイスキーコンサルタントとして数多くの蒸溜所へ助言を行っているデイヴ・ピクレル(Dave Pickerell)氏をパートナーに迎えて開発、ピクレル氏によって選定されたバーボン、ライ・ウイスキー他、複数種の北米産ウイスキーをブレンド、ブランデーカスクを用いてフィニッシュさせた物となっている。

また熟成中には、メタリカの曲を元にした低周波音を樽に聴かせるユニークな試みが行われており、これによりウイスキーが樽から受ける影響を増幅させることができるとしている。
メイヤー・サウンド(Meyer Sound)の協力を得て行われたこの熟成のプロセスは、「ブラック・ノイズ(BLACK NOISE)」と名付けられ、現在特許出願中となっているようだ。

「ブラッケンド」はアルコール度数90プルーフ(45%)、価格US$43で、今年9月から始まるメタリカの北米ツアーに合わせて、ニューヨーク、カリフォルニア、ウィスコンシン、フロリダの各州向けにオンラインで販売される予定。

アメリカではセレブリティ達がウイスキーを初めとするアルコールビジネスへ続々と参入しており、今年5月にはボブ・ディランが自身のウイスキーブランドを立ち上げている

Introducing Blackened American Whiskey… Whiskey Remastered | Metallica.com
ブラッケンド公式サイト: blackenedwhiskey.com

ベイゼルヘイデン、ライとバーボンのブレンデッドウイスキーを発売

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source : beamsuntory.com

ベイゼル・ヘイデンより、2種のライ・ウイスキーと2種のバーボンをブレンドした「ベイゼル・ヘイデン トゥー・バイ・トゥー・ライ(Basil Hayden’s Two by Two Rye)」が限定発売される。
5年物のライ・ウイスキーと7年物のハイ・ライ・タイプ(ライ麦の使用比率の高い)のライ・ウイスキーに、6年物と13年物のバーボンを合わせたもので、ライ・ウイスキーのスパイシーさとバーボンの甘さを兼ね備えるとしている。
アルコール度数は80プルーフ(40%)、容量750ml、希望小売価格US$44.99で、今月より世界中へ出荷される。

Basil Hayden’s® Bourbon Releases Newest Limited-Edition Expression, Basil Hayden’s® Two by Two Rye | Beam Suntory

ISC 2018 トロフィー受賞ウイスキー一覧

国際的なスピリッツ類の品評会、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2018の最高賞である「トロフィー」受賞スピリッツが発表された。
以下は受賞ウイスキー一覧。

スコッチ・ウイスキー部門
シングル・モルト NAS
グレンモーレンジ スピオス(Glenmorangie Spìos)

シングル・モルト 20年以下
アベラワー 12年 ダブル・カスク・マチュアード(Abelour 12 Years Old Double Cask Matured)

シングル・モルト 21年以上
グレンフィディック 40年(Glenfiddich 40 Years Old)
グレンモーレンジ グランド・ビンテージ・モルト 1989(Glenmorangie Grand Vintage Malt 1989)

ブレンデッド・モルト
コンパスボックス スパイス・ツリー(Compass Box The Spice Tree)

ブレンデッド NAS
シーバスリーガル アルティス(Chivas Regal Ultis)

ブレンデッド 20年以下
グランツ 12年(Grant’s 12 Years Old)
「インペリアル 19年 クアンタム(Imperial 19 Quantum)」

ブレンデッド 21年以上
バランタイン 30年(Ballantine’s Aged 30 Years)
ハーフ・センチュリー・ブレンド バッチ2(The Half Century Blend Batch 2)

インターナショナル部門
シングル・モルト
白州 25年

ブレンデッド
響 21年

バーボン
コロネル E. H. テイラー・ジュニア シングル・バレル(Colonel E. H. Tayler Jr. Single Barrel Kentucky Straight Bourbon Whiskey)

「グランツ 12年」は現在公式サイトには掲載されておらず、終売、もしくはポーランドなどの一部の国でのみ販売されている可能性有り(グランツはポーランドで非常に人気がある)。
「インペルアル」はペルノ・リカールが韓国で展開しているブレンデッド・スコッチのブランド名。

「シーバスリーガル アルティス」「響 21年」「 E. H. テイラー・ジュニア シングル・バレル」は2017年に次ぐ受賞。
なお「響 21年」は昨年、全エントリーの頂点である「シュプリーム・チャンピオン」に輝いたが、今年は「フォースクエア 2005(Foursquare 2005)」(ラム)が選出された。

この他ウォッカ・複数原料スーパープレミアム部門には昨年発売された「ニッカ カフェウォッカ」が選ばれている。

ISC 2018 Winners Trophy Winners | International Sprits Challenge

旧ヘブンヒル蒸溜所の原酒による「ヘブンヒル 27年」今秋リリースへ

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source : heavenhilldistillery.com

ヘブン・ヒルより、1996年に火災で失われた旧ヘブン・ヒル蒸溜所(Old Heaven Hill Spring Distillery)での原酒を使用したバーボン「ヘブン・ヒル 27年 バレル・プルーフ(Heaven Hill Aged 27 Years Barrel Proof)」の発売がアナウンスされた。
旧蒸溜所で生産され、焼失を免れた樽の中から厳選された1989年と1990年ビンテージの計41樽よるもので、アルコール度数はバレル・プルーフとなる94.7プルーフ(47.35%)でボトリングされ、限定本数は3,000本弱になる見通しだという。
今秋の後半に出荷が開始される予定で、希望小売価格は$399となっている。

Heaven Hill Distillery Announces Release of 27-Year-Old Barrel Proof Bourbon | The Bourbon Review
Heaven Hill 27 Year Old Barrel Proof Bourbon | Heaven Hill Distillery

バッファロートレース蒸溜所、設備拡大へ

米サゼラック(Sazerac Company)は逼迫するバーボンの需給を受け、今後10年間で12億ドルを投じて同社の基幹蒸溜所バッファロー・トレース(Buffalo Trace Distillery)の生産設備を増強すると発表した。

バッファロー・トレースでは2013年より需要の増加を予測して生産拡大を行っており、今年よりバッファロー・トレースやブラントン、W・L・ウェラーなどのバーボンの出荷数増に成功している。
だがサゼラックによれば需要の増加は予測を上回っており、この5年間の生産拡大は十分な物とはならなかったため、今回の設備拡大に踏み切ったとしている。

計画では既に完成している2つの新たな熟成庫に続き、今後数年の間4ヶ月に1棟のペースで58,800バレルを収容可能な熟成庫が新築される。
また既存の物を含む全ての熟成庫に、冬の間の温度低下を防ぐ為の断熱設備が追加される。
この他、老朽化した発酵槽やボイラーが新たな物と交換され、新たな冷却塔が増設される予定だ。

Thirsty Drinkers Cope with Scarcity Amidst Bourbon Shortage (PDF) | Buffalo Trace Distillery

バーボン熟成庫崩壊、数千樽とお魚800匹が犠牲に

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source : cnn.com

現地時間今月22日金曜日の朝、アメリカ・ケンタッキー州バーズタウンに位置するバートン1792蒸溜所(Barton 1792 Distillery)の29ある熟成庫の内の1つが半分に切断されるような形で崩壊、貯蔵されていたおよそ18,000バレルの半分、約9,000バレルが屋外へ投げ出される事故が発生した。
幸いにも怪我人は出なかったようだが、投げ出された9,000バレルの内損傷した物(3,000バレル程だと見られている)からはバーボンが漏れ出しており、現場にはバーボンの香りが漂っているという。
また地元の報道によれば、蒸溜所の近くを流れるウィズロー川(Withrow Creek)では約800匹の魚が死亡、漏れ出したバーボンの流入が原因だと見られている。

崩壊の原因は今のところ不明だが、崩壊した熟成庫は1940年代に建設された物で、壁の補修作業が進行中だったという。
蒸溜所のオーナーカンパニーであるサゼラック(Sazerac)は、被害の全容を把握次第声明を発表するとしている。

※バーボン1バレルは約200リットル

9,000 Barrels of Bourbon Fall in Kentucky Distillery Building Collapse | CNN
Hundreds of Fish Killed in Leak from Distillery Warehouse Collapse | Courier Journal

スコットランドの某蒸溜所には「第二次世界大戦中にドイツ軍の空爆で流れ出したウイスキーで魚が酔っ払った」という伝説がありますが。。。