
source : spotwhiskey.com
アイルランドのワイン商ミッチェル・アンド・サン(Mitchell & Son)が販売するスポット・ウイスキーの最上位として過去にラインナップされていたものの、1960年代を最後に姿を消していた「レッド・スポット(Red Spot)」が半世紀ぶりに復活した。
新生「レッド・スポット 15年」は旧ジェムソン・ボウ・ストリート蒸溜所で生産されていたオリジナルのレシピを元に、ミドルトン蒸溜所で三回蒸溜を経て造られた原酒を使用したシングル・ポット・スチル・ウイスキーで、熟成にはバーボンカスク、オロロソシェリーカスク、マルサラワインカスクの3種が使用されている。
アルコール度数は46%、既にアイルランドでは€115で販売が開始されており、来年1月よりアメリカ、イギリス、フランス及び各国の免税店市場でも発売される。
20世紀初頭に誕生したスポットウイスキーにはレッド・スポットの他ブルー(熟成年数7年)、グリーン(10年)、イエロー(12年)が存在したが、ブルーとイエローはレッドと同じく20世紀半ばに原酒不足やシェリーカスクの高騰などから終売となり、長らくグリーン・スポットのみが存続していた。
近年のアイリッシュ・ウイスキーの復権を受け、ミッチェル・アンド・サンはレッド・スポットに先駆け2012年にイエロー・スポットを復活させている。
なお、元々は熟成年数10年の表記がなされていたグリーン・スポットは現在ではNASとして販売されており、使用原酒の熟成年数は7年〜10年だとされている為、ブルー・スポットはグリーンへ統合されたとも言える。
Red Spot Irish Whiskey Makes Return | Scotchwhisky.com
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