アードモア蒸溜所

Ardmore Distillery

スコットランド・アバディーンシャー、ケネスモントの近郊に位置する蒸溜所。ハイランド地域に分類されるが、スペイサイドとハイランドの境界線上に存在することからスペイサイドに分類されることもある。蒸溜所自身はハイランドの蒸溜所とする。
“Ardmore”は「大きな岬(great headland)」を意味するスコットランド・ゲール語”àird mhór”から。

歴史
1898年  グラスゴーのウイスキー商アダム・ティーチャー(Adam Teacher)が、自社で製造・販売するブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ・ハイランド・クリーム(Teacher’s Highland Cream)」のキーモルトになるピーテッドウイスキーを生産する為設立。
1955年  スチルを4基に増設。
1974年  スチルを8基に増設。
1976年  アライド・ブルワリーズ(Allied Breweries、後のアライド・ディスティラーズ)の傘下となる。同年蒸溜所でのモルティングを停止。
2005年  アライド・ドメク(アライド・ディスティラーズの親会社)が仏ペルノ・リカールにより買収されアライド・ディスティラーズは解散、アードモアは米フォーチュン・ブランズ(Fortune Brands、後のビーム)へ売却される。
2014年  ビームがサントリー・ホールディングスにより買収。以後現在に至るまでサントリー傘下にある。

生産
現在のアルコール生産量は年間540万リットル。