バルブレア蒸溜所

Balblair Distillery

スコットランド・ハイランド(行政区)、エダートンに位置する蒸溜所。ハイランド地域に分類される。
18世紀に設立され今も現存する、数少ない蒸溜所の一つ。
“Balblair”は”The Farm on the Moor(荒野の農場)”を意味するゲール語”Baile a’ Bhlair”から。

歴史
1749年頃
には同地でウイスキーが造られていた記録が残る。
公式設立年は1790年、ジョン・ロス(John Ross)によるとするもの。蒸溜所は以後100年近くロス家により運営される。
1836年  ジョン死去。息子のアンドリュー(Andrew Ross)が後を継ぐ。
1872年  蒸溜所を改築。
1873年  アンドリュー死去。息子のジェームズ(James Ross)が後を継ぐ。
1894年  ロス家は蒸溜所をインバネスのワイン商、アレクサンダー・コーワン(Alexander Cowan)へ売却。
1895年  物流に鉄道を利用するため、元の蒸溜所の位置から数キロ離れたエダートン駅近くにチャールズ・ドイグによる設計で蒸溜所を新築、移転する。
1911年  資金難から蒸溜所閉鎖。
1932年  熟成庫に残る最後のウイスキーが売却される。
1939年  第二次世界大戦中、英国陸軍が蒸溜所施設を接収して使用する。
1941年  蒸溜所が売りに出される。
1948年  地元の弁護士、ロバート・カミング(Robert Cumming)が蒸溜所を購入。
1949年  蒸溜所再開。
1951年  ロバートはプルトニー蒸溜所も買収するが、55年には加ハイラム・ウォーカー社(Hiram Walker & Sons)へ売却する。
1970年  ロバート、バルブレア蒸溜所もハイラム・ウォーカーへ売却。
1988年  ハイラム・ウォーカーはアライド・ライオンズに買収されアライド傘下のアライド・ヴィントナーズと合併、アライド・ディスティラーズ(Allied Distillers)となる。
1994年  アライド・ライオンズはペドロ・ドメクと合併しアライド・ドメク(Allied Domecq)となる。
1996年  バルブレアはインバー・ハウス・ディスティラーズ(Inver House Distillers)へ売却される。
2001年  パシフィック・スピリッツ(Pacific Spirits)がインバー・ハウス社を買収。
2006年  タイ・ビバレッジ(Thai Beverages plc)傘下のインターナショナル・ビバレッジ・ホールディングスがパシフィック・スピリッツを買収。以後現在までバルブレアはタイ・ビバレッジの傘下にある。

生産
2006年以降、熟成年数を記載したものではなく、シングル・ビンテージによるシングル・モルトのリリースを行っている。
現在のアルコール生産能力は年間180万リットル。

蒸溜所公式サイト: https://www.balblair.com/

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