グレン・ギリー蒸溜所

Glen Garioch Distillery

スコットランド・アバディーンシャー、オールドメルドラムに位置するモルト蒸溜所。ハイランド地域に分類される。現存するスコットランドの蒸溜所としては最古参の1つ。
“Glen Garioch”は蒸溜所周辺の土地が”Land of Garioch”と呼ばれていたことから。”Garioch”は「荒れた土地(Place of roughness)」を意味するスコットランド・ゲール語”gairbheach”だとする説の他、「囲まれた土地」を意味する古ノルド語”gardr”からだとする説もある。

歴史
公式には1797年にJohn MansonとAlexander Mansonにより設立されたとするが、同じ場所で蒸溜が開始された事を報じた1785年12月発行の新聞記事が存在する。これがグレン・ギリーの事を指すのかは定かでは無い。
1798年
 トーマス・シンプソン(Thomas Simpson)がライセンスを取得。
1825年  Ingram, Lamb & Co.が蒸溜所を取得。
1837年  創業家であるJohn Manson & Co.が蒸溜所を買い戻す。
1884年  J. G. Thomson & Co.が蒸溜所を買収。
1908年  ブレンデッド・ウイスキー”VAT 69″を販売していたサンダーソン・アンド・サンズ(Sanderson & Sons)が蒸溜所を取得。
1933年  サンダーソンがロイヤル・ブラックラ蒸溜所などを所有するジン・メーカー、ブースズ・ディスティラリーズ(Booth’s Distilleries Ltd.)に合併される。
1937年  ブースズはDCL(Distillers Company Ltd.)に吸収される。
1968年  この頃グレン・ギリーはブレンド用のヘビリー・ピーテッド原酒を生産していたが、度重なる水不足に悩まされ生産が不安定だった為、DCLは蒸溜所の閉鎖を決定する。翌年、新蒸溜所の完成で廃止予定だったブローラ蒸溜所(この時点ではクライヌリッシュ蒸溜所)を代わりに再稼働させている。
1970年  DCLは蒸溜所をスタンレー・P・モリソン(Stanley P. Morrison)、後のモリソン・ボウモア(Morrison Bowmore)に売却。
1973年  生産を再開。
1978年  スチルを3基に増設。
1994年  サントリーがモリソン・ボウモアを買収。以後現在までグレン・ギリーはサントリー傘下にある。
1995年10月  生産を停止。
1997年8月  生産を再開。使用するモルトをアンピーテッドに切り替える。

生産
蒸溜所には3基のスチルを備えるものの、現在使用されているのは2基のみ。
アルコール生産能力は年間137万リットル。

蒸溜所公式サイト: glengarioch.com

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