ハイランド・パーク蒸溜所

Highland Park Distillery

スコットランド・オークニー諸島メインランド島カークウォールに位置するモルト蒸溜所。ハイランド地域に分類される。2018年現在スコットランド最北の蒸溜所でもある。
オークニー諸島は中世に長らくノルウェーの領地であった為にスコットランドでありながらヴァイキング文化の影響が強く、ハイランド・パーク蒸溜所もこれを強く意識したブランディングを行なっている。
“Highland Park”は蒸溜所があった地所の名前から。

歴史
18世紀後半
、伝説的な人物マグナス・ユンソン(Magnus Eunson)がこの地で密造酒造りを行なっていたと言われるが、確かな事は分かっていない。
1798年  デビッド・ロバートソン(David Robertson)が蒸溜所を設立。設立当初の蒸溜所名ははっきりせず、当初からハイランド・パークだったとする説の他、ローズバンク(蒸溜所近くの地名)、カークウォールだっととも言われる。
1816年(1818年?)  ジョン・ロバートソン(John Robertson)が蒸溜所の実権を握る。彼はマグナス・ユンソンを捕えた徴税官だった。蒸溜所が「ハイランド・パーク」を名乗っていたと確認できるのはこの頃から。
1826年  蒸溜所はジョンの義理の父、ロバート・ボーウィック(Robert Borwick)の手に渡る。同年ライセンスを取得。
1840年  ロバートの息子ジョージ・ボーウィック(George Borwick)が継ぐが、この頃蒸溜所は荒廃する。
1869年  ジョージの弟ジェイムズ・ボーウィック(James Borwick)が蒸溜所を相続。だがジェイムズは聖職者であった為に蒸溜業には手を出さず、蒸溜所をスチュワート&マッカイ(Stuart & Mackay)へ売却する。
1876年  ノルウェーとインドへの輸出を開始。
1878年  スチュワート&マッカイの共同経営者ウィリアム・スチュワート(William Stuart)死去。グレンリベット蒸溜所の支配人を務めたジェイムズ・グラント(James Grant)が新たな共同経営者となる。
1895年  ジェイムズが蒸溜所を購入し、以後グラント家により経営される。
1898年  スチルを4基に増設。
1937年  ハイランド・ディスティラリーズ(Highland Distilleries)が蒸溜所を買収。
1979年  初のオフィシャルボトル「ハイランド・パーク 12年」を発売。
1986年  ビジターセンターを設置。
1999年  エドリントン(Edrington)とウィリアム・グラント(William Grant & Sons)が、共同設立した1887カンパニー(出資比率エドリントン70%・ウィリアム・グラント30%)を通じてハイランド・ディスティラリーズを買収。以後現在までエドリントン傘下にある。

生産
比較的穏やかなピーテッドウイスキーを生産する。使用するピートや大麦には一部オークニー諸島の物が使用される。今も自らフロアモルティングを行う(使用量の3割を生産)数少ない蒸溜所の一つ。
現在のアルコール生産能力は250万年間リットル。

蒸溜所公式サイト: highlandparkwhisky.com

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