インペリアル蒸溜所

Imperial Distillery

スコットランド・マレイ、キャロンにかつて存在したモルト蒸溜所。ハイランド地域に分類される。1998年に最終的に閉鎖された。
蒸溜所名は、蒸溜所がヴィクトリア女王即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)の年に設立されたことから。

歴史
1897年  既にダルユーインタリスカーの2つの蒸溜所を所有していたトーマス・マッケンジー(Thomas Mackenzie)が事業拡大の為に設立する。
1898年  蒸溜所の運営会社インペリアル・ディスティラーズ(Imperial Distillers)は、ダルユーイン(Dailuaine-Glenlivet Distillery Ltd.)、タリスカー(The Talisker Distillery Ltd.)と合併し、ダルユーイン・タリスカー・ディスティラーズ(Dailuaine-Talisker Distillers Co.)となる。
1899年  パティソン事件の影響を受けて蒸溜所閉鎖。
1916年  ダルユーイン・タリスカー社はジョン・ウォーカー、デュワーズ、DCL(Distillers Company Ltd. / 現ディアジオ)などが組織したコンソーシアムにより買収される。
1919年  蒸溜所再開。
1925年  DCLがジョン・ウォーカー、デュワーズなどを吸収。インペリアルはDCL傘下に。同年蒸溜所は再度閉鎖される。
1955年  蒸溜所再開。
1964年  スチルを2基増設し計4基とする。フロアモルティングをサラディンボックスに切り替える。
1985年  蒸溜所閉鎖。
1989年  蒸溜所はアライド・ディスティラーズ(Allied Distillers)へ売却される。
1991年  蒸溜所再開。
1998年  蒸溜所閉鎖。
2005年  蒸溜所は仏ペルノ・リカール(Pernod Ricard)へ売却される。
2013年  残存する蒸溜所施設が解体・撤去される。
2015年  蒸溜所跡地にダルムナック蒸溜所が設立される。

生産
稼働中に生産された原酒はほぼ全てブレンデッド・ウイスキーに使用され、唯一のオフィシャル・シングル・モルトはアライド時代に発売された「インペリアル 15年」のみ。
また蒸溜所最後のオーナーとなったペルノ・リカールは、現在韓国市場で「インペリアル」というブランド名のブレンデッド・スコッチを展開しているが、インペリアル蒸溜所の残存原酒が使われているわけではない。

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