日本酒「菊盛」や「常陸野ネストビール」などを製造する茨城県那珂市の木内酒造が、東日本大震災以後、耐震性の問題から使用できなくなっていた同県石岡市八郷地区の旧公民館を市より買収、八郷蒸溜所として再生しウイスキーなどの製造を行う。
木内酒造は2016年より那珂市の額田醸造所内に設置された蒸溜施設でウイスキー造りを進めているが、およそ4億円を投じて設立される新蒸溜所は、額田蒸溜所の12倍の生産能力を備える計画だ。
また現在額田蒸溜所では原料となる大麦その他の穀物の内4割程度を茨城県産の物で賄うが、新蒸溜所では原料は全て茨城県産の物を使用するという。
旧公民館の一部解体工事は既に始まっており、蒸溜所の稼働は2019年の6月を目指す。
また2020年には新たな熟成庫の建設も予定している。
茨城の木内酒造、石岡市に蒸留所新設 | 日本経済新聞
石岡にウイスキー工場 木内酒造、来年6月 震災被害の公民館跡 | 茨城新聞