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ニッカ、ブレンデッドモルト「セッション」を発売

source : amazon.co.jp

ニッカウヰスキーは、余市・宮城峡両蒸溜所のモルト原酒に加えて、スコットランドに保有するベン・ネヴィス蒸溜所他、スコッチのモルト原酒も使用したブレンデッドモルトウイスキー「セッション」を9月29日より新たに数量限定で発売する。

今後1年間で60万本ほど出荷される予定で、アルコール度数は43%、容量700ml、価格はオープン価格(参考小売価格税別3,800円)。

『ニッカ セッション』9月29日(火)数量限定発売! | アサヒビール
ニッカ セッション | ニッカウヰスキー

2020年7-9月 国内リリース一覧

ニッカのブレンデッド/ブレンデットモルトにベン・ネヴィスが使用されているというのはこれまで公然の秘密であったわけですが、自らベン・ネヴィスの使用を謳った商品はこの「セッション」が初めてになると思われます。
今年3月の「竹鶴 17年」「21年」「25年」の休売をもってラインナップから熟成年数記載の商品が姿消すなど、ニッカでは原酒不足が続いているようですので、この「セッション」の中身はほぼほぼスコッチなのかもしれません。

なおニッカとベンネヴィスの関係についてはWhiskybaseのここに興味深い話が投稿されていたりします。

(9月17日追記)
公式のプレスリリースが発表されましたので、投稿内容を一部修正しました。
どうやらベン・ネヴィス以外のスコッチも使用されているようです。
数量限定となっていますが、今後1年間で60万本も出荷される計画のようですので、ファーストロットを押さえたい方以外は慌ててプレ値で買う必要はなさそうです。

136年前のベン・ネヴィスが競売へ

dewofbennevis

source : prinzbev.com

W・D・マクファーソン(W. D. Macpherson & Sons)が1882年にボトリングしたとされるベン・ネヴィス蒸溜所のウイスキー「デュー・オブ・ベン・ネヴィス(Dew of Ben Nevis)」がオークションへ出品される。

このボトルはカナダと香港に拠点を置く酒造会社PBG(Prinz Beverage Group)が所有している物で、何と1850年頃に建てられたカナダ・トロントの民家の壁の中から発見されたのだという。
当時カナダのスコットランド系住民には家を新築する際に幸運を願ってウイスキーのボトルを壁の中に塗りこめる習慣があり、このベン・ネヴィスもそういったボトルの1本のようだ。
(1850年頃に新築された家の壁の中で見つかったのであれば、このボトルもその頃に生産された物のようにも思えるが、PBGがこれを1882年製造だと特定してしている理由は不明)

このベン・ネヴィスはクリスティーズのオークションへ出品される予定だが、PBGでは4月30日までの間、事前入札を受け付けている。
最低入札価格はUS$135,000(約1,431万円)からで、詳細及び入札を希望の場合は下記リンク中に記載されているメールアドレスまで連絡されたし。

Macpherson’s Scotch – 150 Year Old Bottle for Sale | Prinz Beverage Group