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「ローズバンク イノセンス」リリース

英ウイスキー専門店ザ・ウイスキー・エクスチェンジ(TWE)より、同店系列のボトラーズカンパニー、エリクサー・ディスティラーズ(Elixir Distillers、旧スペシャリティ・ドリンクス)が手掛けるローズバンク・ローゼスシリーズの第2弾、「ローズバンク 21年 ローゼス エディション2 イノセンス(Rosebank 21 Years Old The Roses Edition 2 Innocence)」が発売されている。

同シリーズはエリクサー・ディスティラーズが所有する、ローズバンクの残存原酒15樽分によるリリースで、全7本になることが予告されている。
シリーズ第1弾「エディション1 トゥルー・ラブ(Edition 1 True Love)」は2016年の11月に発売された。
それぞれ2〜3樽をヴァッティングさせてのリリースだと思われるが、詳細は不明。
熟成年数も”at least 21 years”と謳われており、正確な熟成年数は非公表となっている。
51.6% ABV、700ml、限定本数は661本で、価格は税別で£375。

Rosebank 21 Year Old Innocence | The Whisky Exchange

ローズバンクは1993年に閉鎖された蒸溜所だが、昨年10月にイアン・マクロード・ディスティラーズが蒸溜所の権利と跡地を買い取り、2019年の再稼働を目指して再建中である。

ローズバンク復活へ

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四半世紀近く眠りについていたローズバンクのウォッシュバック Source : @RosebankWhisky

1993年にUD(現ディアジオ)によって閉鎖されたローズバンク蒸溜所が、グレンゴインやタムデュー、ボトラーズブランド「チーフタンズ」などを有するイアン・マクロード・ディスティラーズ (Ian Macleod Distillers)の手によって復活すると報道された。蒸溜所跡地を現所有者のScotish Canalsから、商標と残存原酒をディアジオから買い取り、1,200万ポンドを投じて早ければ2019年までに再稼働させるとしている。

Rosebank Distillery Set to Reopen | Scotchwhisky.com
Rosebank Reborn | Ian Macleod Distillers

昨日のポート・エレンとブローラ復活のニュースを聞いて、いつかローズバンクも、とは考えたものの、まさか翌日にこの話が出てこようとは・・・

2008〜9年のホリデーシーズン中に蒸溜所跡地からポットスチルとマッシュタンが盗まれてしまったそうだが、イアン・マクロードはできるだけオリジナルに近い形で復活させるとしている。
ローズバンク閉鎖後ローランド伝統の3回蒸溜を守る唯一の蒸溜所となってしまったオーヘントッシャンがお気に入りの1つである筆者としては嬉しい限り。

追記:公式サイトがもう用意されている。
http://rosebankwhisky.co.uk