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スコットランドとオランダのブレンデッド・モルト・ウイスキー発売

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source : scotchwhisky.com

独立系ボトラー・英アデルフィが販売する多国籍のウイスキーによるブレンデッド・モルト・ウイスキー、フュージョン・ウイスキー(Fusion Whisky)より、新たにスコッチ・ウイスキーとダッチ・ウイスキーのブレンデッド・モルト「ウィンター・クイーン 9年(The Winter Queen 9 Year Old)」がリリースされる。
スコットランドのグレンロセス蒸溜所とロングモーン蒸溜所、オランダのズイダム蒸溜所それぞれのシングル・モルトを使用し、52.7% ABV、限定866本、英国でのRRP£125で販売される。

「ウインター・クイーン」はエリザベス・ステュアート(Elizabeth Stuart, 1598-1662)を指す。
彼女はスコットランド王ジェームズ6世(イングランド王ジェームズ1世)の長女としてスコットランド・ファイフで生まれた。
エリザベスの夫・プファルツ選帝侯フリードリヒ5世(1596-1632)は、1619年11月にプロテスタント勢力の後押しでフリードリヒ1世としてボヘミア王に即位した際に「(1619年の)冬の間だけの王で終わる」と敵側のカトリック勢力に揶揄された。その後1620年11月に白山の戦いに敗れ僅か1年で王座を追われた事から、実際には冬の間だけの在位というわけでは無かったものの「冬の王(The Winter King)」の呼び名が定着してしまい、妻であるエリザベスも「冬の女王(The Winter Queen)」として知られることになる。
エリザベスは1622年のハプスブルク帝国のプファルツ侵攻を受けてオランダへ逃れ、1661年にイングランドへ帰還するまでの間長い亡命生活を強いられた。

The Winter Queen | Fusion Whisky
Dutch Scotch Blended Malt Launches | Scotchwhisky.com