グレンモーレンジィより新商品「グレンモーレンジィ テイル・オブ・ケーキ (Glenmorangie A Tale Of Cake)」が発売されている。
トカイワインカスクフィニッシュのシングルモルトで、グレンモーレンジィの最高責任者ビル・ラムズデン博士が、自身の娘と祖母が誕生日のために焼いてくれたパイナップルのアップサイドダウンケーキの思い出を再現すべく制作した、とのこと。
アルコール度数43%、英国での価格£75で、先月末よりヨーロッパ市場で流通している模様。
なお、この「テイル・オブ・ケーキ」は、グレンモーレンジィが年に1度発売してきた「プライベート・エディション」シリーズの1本としてではなく、単発の限定品としてリリースされているようだ。
また公式サイトでは、ニューヨークのスターパティシエ、ドミニク・アンセルとのコラボレーションにより、「テール・オブ・ケーキ」他グレンモーレンジィを使用したレシピが公開されている。
Glenmorangie A Tale Of Cake | Glenmorangie
カテゴリー別アーカイブ: シングル・モルト・ウイスキー
シリーズ完結「マッカラン エディション No.6」発売 「No.5」は国内販売開始
マッカランよりエディション・シリーズ第6弾「マッカラン エディション No.6 (Macallan Edition No.6)」が発売された。
エディション・シリーズでは毎回マッカラン自身の要素、あるいは異業種からインスピレーションを得て作成されたウイスキーがリリースされており、今回はスペイ川を始めとするマッカラン蒸溜所周辺の自然環境からインスピレーションを得たものとなっている。
なお、2015年よりリリースが続けられてきた同シリーズは、この「No.6」をもって完結となる。
「No.6」はシェリーバットとシェリーホグスヘッドを使用し、アルコール度数は48.6%、英国での価格は£95。
公式オンラインショップからはすでに発売されており、英国内の小売店でも今月中に販売が開始される見通し。
また、昨年発売されたシリーズ第5弾「マッカラン エディション No.5」が、今月29日より日本国内でも発売される。価格は税別18,000円。
The Macallan Edition No. 6 | The Macallan
「ザ・マッカラン エディション No.5」数量限定新発売 | サントリー
2020年7-9月 国内リリース一覧
ベンリアック ラインナップを刷新
ベンリアックは、パッケージデザインのリニューアルを含めたラインナップの刷新を行う。
新たなコアレンジとなるのは以下の7種で、全て樽の構成が異なる意欲的なラインナップとなっている。
ベンリアック オリジナル・テン (Benriach The Original Ten)
バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスクを使用。アルコール度数43%、英国での希望小売価格£38。
ベンリアック オリジナル・トウェルブ (The Original Twelve)
バーボンバレル、シェリーカスク、ポートカスク使用。46%、£44。
ベンリアック スモーキー・テン (The Smokey Ten)
原酒の一部ピーテッド。スモーキーレベル:リッチ。バーボンバレル、ジャマイカンラムカスク、トーステッドバージンオークカスクを使用。46%、£42。
ベンリアック スモーキー・トウェルブ (The Smokey Twelve)
一部ピーテッド。スモーキーレベル:リッチ。バーボンバレル、シェリーカスク、マルサラカスク使用。46%、£48。
ベンリアック トウェンティ・ワン (The Twenty One)
一部ピーテッド。スモーキーレベル:エレガント。バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスク、ボルドーカスク使用。46%、£145。
ベンリアック トウェンティ・ファイブ (The Twenty Five)
一部ピーテッド。スモーキーレベル:メロウ。バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスク、マデイラカスク使用。46%、£325。
ベンリアック サーティ (The Thirty)
一部ピーテッド。スモーキーレベル:コンプレックス。バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスク、ドウロポートカスク使用。46%、£650。
10年、12年の4種は英国ではすでに販売が開始されている。
この他、スモール・バッチの「ベンリアック スモーク・シーズン (Smoke Seasen)」が今年中に、「ベンリアック モルティング・シーズン (Malting Season)」が来年春にリリースされる予定。
「スモーク・シーズン」はNAS、スモーキーレベル:インテンス、バーボンバレルとバージンオークカスク使用、アルコール度数は52.8%となっている。
「モルティング・シーズン」の詳細は現時点では不明。
なお、ベンリアックがこれまで年に1度の頻度で行ってきたシングルカスクのリリースは今後も行われる。
また、免税市場向けの「クオーター・カスク」「ピーテッド・クオーター・カスク」「トリプル・ディスティルド 10年」の3種は当面販売が継続される。
Benriach Unveils New Core Whisky Range and Redesign | The Spirits Business
Benriach’s Creative Past Inspires Future with Distinctive New Portfolio of Single Malts | Benriach
「シークレット・スペイサイド・コレクション」国内販売開始
シーバスブラザーズが昨年免税店市場で先行発売したシングルモルトシリーズ「シークレット・スペイサイド・コレクション」が、国内でも販売される。
現在シリーズにラインナップされている4蒸溜所・15種のボトル内、日本ではまず以下の2蒸溜所・9種のボトルが発売となる。
キャパドニック 21年
使用カスク:ファーストフィルアメリカンオークバレル / アルコール度数48% / 価格税別32,000円
キャパドニック 25年
ファーストフィルアメリカンオークバレル / 48% / 61,000円
キャパドニック 30年
ファーストフィルアメリカンオークバレル / 51.1% / 135,000円
キャパドニック 18年 ピーティッド
アメリカンオークバレル / 48% / 16,500円
キャパドニック 21年 ピーティッド
アメリカンオークバレル / 48% / 36,500円
キャパドニック 25年 ピーティッド
ホグスヘッド / 45.5% / 70,000円
ロングモーン 18年
アメリカンオークバレル・ホグスヘッド / 48% / 13,000円
ロングモーン 23年
アメリカンオークバレル・ホグスヘッド / 48% / 33,000円
ロングモーン 25年
アメリカンオークバレル・ホグスヘッド・バット / 度数未定 / 53,000円
「ロングモーン 25年」のみ来月10月以降の発売で、他8種は9月29日発売。
アードベッグ トリー・バン 2ndバッチリリース
アードベッグより、年に1度のスモールバッチリリースボトル「アードベッグ トリー・バン 19年 バッチ2 (Ardbeg Traigh Bhan 19 Years Old Batch2)」が昨年に引き続き発売された。
使用カスクはバッチ1と同じくアメリカンオークカスクとオロロソシェリーカスク、アルコール度数も同じく46.2%、最も若い原酒は2000年9月18日蒸溜のもの、ボトリングは2020年、ボトリング時の天候は濃霧、となっている。
英国では今週より発売となっており、価格は£198(およそ27,000円)。
日本での発売は現時点では不明。
Ardbeg Traigh Bhan | Ardbeg
山崎55年、8,500万円で落札される
サントリーが今年6月に税込330万円で販売した「山崎 55年」が、今月21日に香港ボナムスで開催されたオークションで620万香港ドル(バイヤーズプレミアム込)、およそ8,467万円で落札された。
「山崎 55年」の生産本数はわずか100本で、購入権の抽選は日本在住者を対象に今年2月に行われた。
サントリーから販売された700mlサイズのボトルには収納用の木箱の他、トライアル用の50mlサイズのミニチュアボトルも付属するが、今回の出品にはこのミニチュアボトルは含まれていない。
また各ボトルには購入者の氏名が刻印されているが、ボナムスが公開した出品画像では刻印部分に加工が施されており、最初の購入者の情報は公開されていない。
2019年5月に台湾で開催されたオークションで「山崎 50年」につけられた13,512,500台湾ドル(当時のレートでおよそ4,640万円)が、これまでのジャパニーズ・ウイスキーの最高額だったが、今回の「山崎 55年」により、この記録は大幅に更新された。
New World Auction Record for a Bottle of Japanese Whisky Set at Bonhams Hong Kong | Bohnams
ディアジオ、8本セット270万円のウイスキーコレクション「プリマ&ウルティマ」を発売
英ディアジオよりシングルモルトウイスキーのハイエンドコレクション「プリマ&ウルティマ (Prima & Ultima)」のリリースが開始される。
ファースト・リリースとなるのは以下の8種で、熟成年数は25年〜48年、いずれもラベルと化粧箱は白を基調としたデザインで統一されている。
モートラック 1994 25年
ファーストフィルPXシーズンドバット、ファーストフィルオロロソシェリーシーズンドバット / アルコール度数55% / 生産本数389本
クライヌリッシュ 1993 26年
リフィルアメリカンオークカスク / 49.8% / 941本
ラガヴーリン 1991 28年
リフィルアメリカンオークホグスヘッド / 50.1% / 1,013本
シングルトン・オブ・ダフタウン 1988 30年
リフィルアメリカンオークカスク(3樽) / 48.8% / 469本
タリスカー 1988 31年
リフィルアメリカンオークカスク(6樽) / 51.4% / 721本
カリラ 1984 35年
リフィルヨーロピアンオークバット(シングルカスク#5773) / 50.8% / 499本
ポート・エレン 1979 40年
リフィルヨーロピアンオークバット(シングルカスク#6422) / 51.2% / 436本
クラガンモア 1971 48年
ファーストフィルシェリーバット(シングルカスク#2301) / 43.7% / 352本
容量はすべて700ml。
上記8種の内それぞれ238本はセット販売される予定で、特製の冊子と8種それぞれの20mlサイズのサンプルが付属し、価格は£20,000(税込、およそ268万円)となっている。
購入希望者はこちらのサイトから事前登録を行う必要がある。受付開始は7月22日。
また各ボトルナンバー1のセットは、来月8月26日より開催されるサザビーズのオークションへ出品される。
8種個別の価格は現時点では不明。
Diageo Unveils Prima & Ultima Whisky Collection | The Spirits Business
Prima & Ultima | Brought to you by Diageo / Bloomberg
諸事情により昨年末より殆ど更新できておりません。
サイトにご登録いただいている方には本当に申し訳無く思っております。。。
細々と更新するつもりですので、気が向いたら覗いていただけると嬉しいです。
ディアジオ・スペシャル・リリース2019 販売開始
ディアジオが年に1度リリースする限定ウイスキーシリーズ、ディアジオ・スペシャル・リリースが今年も発売された。
今年は全てシングル・モルト・ウイスキーとなり、「レア・バイ・ネイチャー (Rare by Nature)」のテーマの元、各ウイスキーのラベルに共通のデザインを施す同リリースとしては初の試みも行われている。
リリース内容は以下の8本。
カーデュ 14年 (Cardhu 14 Year Old)
アモンティリャード・シェリー・ホグスヘッドで2年後熟。アルコール度数55%。
クラガンモア 12年 (Cragganmore 12 Year Old)
ピーテッド原酒を使用、リフィルアメリカンオークカスクで熟成。58.4%。
ダルウィニー 30年 (Dalwhinnie 30 Year Old)
リフィルホグスヘッドとシェリーバットを使用。54.7%。
ラガヴーリン 12年 (Lagavulin 12 Year Old)
リフィルアメリカンオークカスクで熟成。56.5%。
モートラック 26年 (Mortlach 26 Year Old)
ファーストフィルのPXとオロロソシェリーカスクを使用。53.3%。
ピティヴァイク 1989 29年 (Pittyvaich 1989 29 Year Old)
PXシェリーとオロロソシェリーカスクで熟成。51.4%。
タリスカー 15年 (Talisker 15 Year Old)
チャードアメリカンオークホグスヘッドで熟成。57.3%。
シングルトン・オブ・グレン・オード 18年 (The Singleton of Glen Ord 18 Year Old)
チャードアメリカンオークホグスヘッドで熟成。55%。
例年通りであれば、日本での発売は来年となる。
2019 Special Releases Collection Unveiled | Diageo
シリーズコンプを目指される方は、「シングルトン」は個人輸入で確保された方がいいかもしれません。
恐らく日本では同ブランドの販売をMHDではなくキリンビールが手掛けている関係から、リリース2018ではシングルトンのみ国内販売がありませんでした。
オーヘントッシャン、免税店向けラインナップを刷新
オーヘントッシャンが免税店市場向け商品のラインナップをリニューアルした。
従来からの「オーヘントッシャン ハートウッド (Auchentoshan Hartwood)」と「スプリングウッド (Springwood)」を終売とし、以下の2商品が新たに発売されている。
オーヘントッシャン アメリカン・オーク・リザーブ (Auchentoshan American Oak Reserve)
ファーストフィルバーボンバレルのみを使用。アルコール度数40%、容量1L、価格£35.40。
オーヘントッシャン ダーク・オーク (Auchentoshan Dark Oak)
オロロソとPXシェリーカスク、ケンタッキー・バーボンカスクを使用。アルコール度数40%、容量1L、価格£53.40。
また、もう1つの従来商品「ブラッド・オーク (Blood Oak)」は、パッケージをリニューアルし存続する。
Auchentoshan Overhauls Travel Retail Range | Scotchwhisky.com
ラフロイグが紡ぐ2つの物語 イアン・ハンターとベシー・ウィリアムソン
ラフロイグより、前世紀における同蒸溜所の著名な功労者2人の名前を冠したハイエンドウイスキー2種が発売されている。
1つめは「ラフロイグ 30年 イアン・ハンター・ストーリー ブック1: ユニーク・キャラクター (Laphroaig 30 Year Old The Ian Hunter Story Book 1: Unique Character)」。
イアン・ハンターは20世紀前半に蒸溜所の支配人(後に兼オーナー)を務め、苦難の時代にあって蒸溜所を守り抜いたラフロイグ最大の功労者とも言える人物。
また最後の創業家出身のオーナーとなった人物でもある。
今回発売されたのは全15本(!)となるシリーズの第1本目で、ブック型のケースに収納される。
使用カスクはファーストフィルバーボンバレル、アルコール度数46.7%でボトリングされており、生産本数は4,800本。
英国での価格は£700(約96,000円)で、現地では今月上旬より販売されている。
他国での販売予定は今の所不明。
2つめの「ラフロイグ 25年 ベシー・ウィリアムソン・ストーリー (Laphroaig 25 Year Old The Bessie Williamson Story)」は、イアン・ハンターの後を継いだエリザベス(ベシー)・ウィリアムソンに捧げられるもの。
彼女は元はイアンの秘書を務めていた人物で、イアンに蒸溜所を託され、20世紀中にスコットランドのウイスキー蒸溜所でオーナーと支配人を兼任した唯一の女性となった。
「イアン・ハンター・ストーリー」と同様のブック型ケースに収められているが、こちらはシリーズではなく、免税店市場向けの単発でのリリースとなる。
使用カスクはリフィルアメリカンオークホグスヘッドとリフィルバレル、アルコール度数43%で、価格は£410(約56,000円)。
Laphroaig Series Honours Founding Family | The Spirits Business
Laphroaig Honours Bessie Williamson with 25YO Whisky | The Spirits Business
「駒ヶ岳 リミテッド 2019」「マルス サクラカスクフィニッシュ」リリース
本坊酒造・マルスウイスキーより、限定商品が2種発売されている。
「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッド・エディション 2019」は昨年に続くリリースとなり、今年はバーボンバレルを主体に、ホワイトアメリカンオークカスク、シェリーカスクの3種の樽が仕様されている。
アルコール度数48%、容量700ml、生産本数11,497本。
価格は税別7,600円で、先月末より出荷されているようだ。
「マルスウイスキー サクラカスクフィニッシュ」は桜材の樽でフィニッシュを行ったブレンデッドウイスキー。
アルコール度数40%、容量750ml、生産本数2,735本、価格税別2,800円。
こちらは今月上旬より出荷されている。
公式オンラインショップでは今のところ「リミテッド・エディション」の在庫有り、「サクラカスク」は売り切れとなっている。
本坊酒造公式サイト: hombo.co.jp
「グレンロセス ハロウィンエディション 2019」発売
グレンロセスより、ハロウィン限定ウイスキー「グレンロセス 13年 ハロウィン・エディション 2019 (Glenrothes 13 Year Old Halloween Edition 2019)」が発売される。
バーボンカスクとシェリーカスクの原酒を合わせた後、ピーテッドモルトの熟成に使用されていた樽で後熟させた、現在のグレンロセスとしては珍しい構成となっている。
フロスト加工されたハロウィン仕様のボトルで、ラベルの「13」の部分にNFC搭載のスマートフォン(おサイフケータイ)をかざすと、スペシャル・テイスティング・サイトへアクセスできる仕掛けも用意されている。
アルコール度数は46.6%、容量は700ml、生産本数は昨年のハロウィン・エディションの倍以上となる5,000本。
価格は£65で、公式オンラインショップでは今月13日に発売される他、英国内の小売店でも販売される。
The Glenrothes Halloween Edition 2019 | The Glenrothes
「アードベッグ スーパーノヴァ」第5弾発売
アードベッグが2009年より不定期に発売するヘビリーピーテッドウイスキー「スーパーノヴァ」シリーズ5本目となる「アードベッグ スーパーノヴァ 2019 コミッティー・リリース (Ardbeg Supernova Comittee SN2019 Release)」が、今月2日にアードベッグ・コミッティーの会員向けに販売された。
バーボンカスク熟成の原酒のみを使用しており、アルコール度数は53.8%、価格は£140。
なお、日本でも同日に発売されたが、国内では業務市場のみへの出荷となるようだ。
Ardbeg Supernova Returns with 2019 Edition | Scotchwhisky.com
Ardbeg Supernova | Ardbeg
「マッカラン エディション No.5」発売
マッカランより、エディションシリーズ第5弾となる「マッカラン エディション No.5」が発売された。
色見本帳で有名な米パントン社にインスピレーションを得て、原酒の色にフォーカスを当てたもので、パッケージには使用された5種の原酒それぞれのパントンナンバー(色番号)が記載されている。
アルコール度数は48.5%、容量700ml、英国での価格は£92で、今月より販売が開始されている。
Macallan Reveals Colour Focused Edition No.5 | Scotchwhisky.com
The Macallan Edition No.5 | The Macallan
パッケージにはマッカランのウイスキーメーカーとパントン社のヴァイスプレジデント、2名の女性からのメッセージが記載されており、またPR用の写真などから、明言はされていないものの「No.5」は「女性」をテーマの1つにしているように見受けられます。
嘉之助蒸溜所 ニューボーン第2弾発売
嘉之助蒸溜所より、ニューボーン第2弾となる「KANOSUKE NEW BORN 2019」が発売される。
イギリス産モルトを原料に、バーボンカスクで16ヶ月熟成させたもの。
アルコール度数はカスクストレングスの57%、容量200ml、価格税別3,200円で、今月下旬より全国で販売される。
「マッカラン エディション No.4」国内発売
昨年の5月に英国他海外で発売されていた、マッカラン・エディションシリーズ第4弾「マッカラン エディション No.4 (The Macallan Edition No.4)」が国内でもようやく発売される。
昨年オープンしたマッカランの新蒸溜所にインスパアされ、ウイスキーの構造に焦点を当てたもので、木材、大きさなどの異なる7種の樽でそれぞれ熟成させた原酒をヴァッティングしている。
アルコール度数は48.4%、価格は税別18,000円で、発売日は9月24日。
なお、海外ではシリーズ第5弾「エディション No.5」が間もなく発売される。
アラン、パッケージデザインを一新。蒸溜所を「ロックランザ」へ改名。
アイル・オブ・アラン・ディスティラーズがシングルモルト「アラン・モルト」のブランドロゴとパッケージデザインを一新、商品名を「アラン・シングル・モルト」に改め、2つの新商品を定番ラインに加えた。
新商品の1つ「アラン・シングル・モルト バレル・リザーブ (Arran Single Malt Barrel Reserve)」はバーボンバレルのみを用いたNASのウイスキーで、定番ライン中最も低価格に設定されている。
アルコール度数は43%、英国での価格は£32.99。
もう1つの「アラン・シングル・モルト シェリー・カスク ザ・ボデガ (Sherry Cask The Bodega)」は、シェリーホグスヘッドのみを使用した同じくNASのウイスキー。
カスクストレングスとなるアルコール度数55.8%でボトリングされ、価格は£54.99となっている。
新たなデザインは、バカルディ、ジム・ビーム、コンパスボックスなどが販売するウイスキーを初めとして、数多くの酒類のパッケージデザイン手掛けるロンドンのデザイン会社、ストレンジャー&ストレンジャーによるもの。
上記2本に加え、既存の「10年」と「クォーター・カスク ザ・ボシー」のデザインもリニューアルされており、これら4本は今週16日より英国初めヨーロッパで販売が開始されている。
続いて来月10月には新たな「18年」と、新デザインに改められた「21年」も発売される予定。
また、新たなロゴとボトルには「ロックランザ蒸溜所 (Lochranza Distillery)」と記載されており、今の所明確なアナウンスは無いものの、現在の「アイル・オブ・アラン蒸溜所」から呼称が変更されるようだ。
アラン・ディスティラーズはアラン島第2の蒸溜所「ラッグ蒸溜所」を2016年より稼働しており、同蒸溜所のシングル・モルトの市場投入も近いと思われるので、2蒸溜所の混同を避けるための措置だと推測される。
なお「ロックランザ」「ラッグ」は共にそれぞれの蒸溜所が所在する地名から。
「BLACK LAGOON」ラベルウイスキー、第2弾発売
小学館が運営する通信販売・大人の逸品より、広江礼威氏の漫画「BLACK LAGOON」がデザインされた限定ウイスキー2種が発売される。
「アードモア 1997 21年 レヴィラベル」は限定本数292本、アルコール度数50.4%、容量700ml、価格税別22,000円。
「レダイグ 2007 12年 ラグーン商会ラベル」は限定本数177本、アルコール度数52.9%、容量700ml、価格は税別15,000円となっている。
いずれも明日9月19日正午より大人の逸品ウェブサイトで発売される。
「BLACK LAGOON」ラベルのウイスキーは2017年にも発売されており、今回は2度目のリリースとなる。
「グレンアラヒー 15年」リリース
グレンアラヒーは新たに「グレンアラヒー 15年」を発売した。
昨年リリースされた「12年」など4種の商品に次ぐ5つ目の定番商品となる。
熟成にはオロロソシェリーとPXシェリーのパンチョン及びホグスヘッドを使用、アルコール度数46%、英国での価格は£62.99(約8,300円)となっている。
グレンアラヒーの商品は地域限定の物を除けば全て日本でも正規販売されているため、この「15年」も遠からず国内で発売されるものと思われる。
GlenAllachie 15 Year Old Joins Core Range | Scotchwhisky.com
Release of the Glenallachie 15 Year Old | The GlenAllachie
「ク・ボカン」リニューアル 焼酎カスクの使用も
トマーティン蒸溜所は、ピーテッドウイスキーレンジ「ク・ボカン (Cù Bòcan)」を実験的ラインとしてリブランドし、新たに3種のウイスキーをリリースした。
「ク・ボカン シグネチャー (Cù Bòcan Signature)」はバーボン、オロロソシェリー、ノースアメリカンヴァージンオークの3種のカスクによる熟成8年超の原酒をヴァッティングしたもの。
NAS、アルコール度数46%、価格は£45。
「ク・ボカン クリエーション #1 (Cù Bòcan Creation #1)」はスコットランドのオーガニックブルワリー、ブラック・アイルのインペリアルスタウトカスクで5年8ヶ月かけてフィニッシュした原酒28%と、ポルトガルのワイナリー、バカリョア社のモスカテル・デ・セトゥーバル(フォーティファイド)カスクで3年10ヶ月フィニッシュした原酒72%をヴァッティングしたもの。
NAS、46%、£60。
「ク・ボカン クリエーション #2 (Cù Bòcan Creation #2)」は日本の焼酎カスクで6年11ヶ月フィニッシュした原酒84%と、ヨーロピアンオーク製ヴァージンカスクによる原酒16%をヴァッティングしたもの。
NAS、46%、£60。
英国ではいずれも先月より販売されている。
なお「クリエーション #2」に使用される焼酎カスクの提供元は明記されていないが、トマーティン蒸溜所は現在日本の宝酒造の傘下にあるため、宝酒造の樽が使用されたのではないかと思われる。
また、旧製品はミディアム・ピーテッドとされていたが、新「ク・ボカン」ではライトリー・ピーテッドと表現されている。
Cù Bòcan Relaunches with Trio of New Malts | Scotchwhisky.com
Cù Bòcan Unlocks the Unusual with an Experimental Rebrand | Cù Bòcan
(2020年7月追記)
一部記事を加筆修正しました。
この3本は国内でも今年6月〜7月にかけて順次発売されています。
「クリエーション」2種はそれぞれ国内では180本限定となっているようですので、確保はお早めに。